言を左右にする(読み)ゲンヲサユウニスル

デジタル大辞泉 「言を左右にする」の意味・読み・例文・類語

げん左右さゆうに◦する

あれこれ言い逃れて、はっきりしたことを言わない。「―◦して確答を避ける」
[補説]「言葉左右にする」とするのは誤り。
[類語]うやむや不確か曖昧あやふや漠然おぼろげぬらりくらりぬらくらのらりくらりのらくらぼやかす無節操洞ヶ峠言葉を濁す煮え切らないどっちつかず要領を得ないかりかりじりじりやきもきむしゃくしゃむずむずうずうず苛立つじれる苛つく業を煮やす痺れを切らす歯痒いじれったいもどかしい辛気臭い苛立たしいまだるっこい躍起隔靴掻痒いらいら荒れる荒らすすさむすさぶ焦慮苛立ち焦燥焦るせく急き込む気が急く逸るテンパる焦心尖るまどろっこい手ぬるい生ぬるいのろ臭い間怠まだる間怠まだるこしい小心弱気引っ込み思案気弱内弁慶陰弁慶臆病大人しいこわがり内気怯懦きょうだ怯弱きょうじゃく意気地なし小胆小心翼翼弱腰薄弱惰弱柔弱軟弱優柔不断柔いやわ弱弱しい女女しい弱音を吐く音を上げる悲鳴を上げる気が弱い腰が弱い肝が小さい肝っ玉が小さい

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精選版 日本国語大辞典 「言を左右にする」の意味・読み・例文・類語

げん【言】 を 左右(さゆう)に=する[=託(たく)する]

  1. あれこれかこつけて、はっきりしたことを言わない。
    1. [初出の実例]「息子が弁解するのを、恥かしいので言を左右に托してゐるのだと思ふ」(出典:ヰタ・セクスアリス(1909)〈森鴎外〉)

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