黙黙(読み)モクモク

デジタル大辞泉 「黙黙」の意味・読み・例文・類語

もく‐もく【黙黙】

[ト・タル][文][形動タリ]だまって一つの事をしつづけるさま。「黙黙と筆を走らせる」
[類語]無口無言不言寡黙黙る沈黙黙りこくる押し黙る黙する黙り込む口を閉ざす口を閉じる口を結ぶ口をつぐむ口を塞ぐ口を封じる口が重いおくびにも出さないだんまり箝口かんこう緘黙かんもく寡言黙秘うんともすんともむっつりノーコメントむすっと黙過もっか完全黙秘口重くちおも口重い黙止暗黙言い渋る言い兼ねる言い淀む口ごもる言わず語らず口が堅い言葉を呑む言を左右にする口を濁す言葉を濁す

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精選版 日本国語大辞典 「黙黙」の意味・読み・例文・類語

もく‐もく【黙黙】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動タリ ) だまっていること。また、だまって仕事に励むさま。
    1. [初出の実例]「天子は上に黙々としていれば、宰相が下にいて天下をはからうぞ」(出典:両足院本山谷抄(1500頃)二)
    2. [その他の文献]〔楚辞‐卜居〕

だまり‐だまり【黙黙】

  1. 〘 副詞 〙 沈黙がちであるさま。また、口出ししないさま。
    1. [初出の実例]「山ねこをだまりだまりとかいに行」(出典:雑俳・柳多留‐一〇(1775))

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普及版 字通 「黙黙」の読み・字形・画数・意味

【黙黙】もくもく

黙然。寂然たるさま。〔荘子、在宥〕至は、窈窈(えうえう)(奥深くてしずか)冥冥たり、至の極は、昏昏(こんこん)默默たり。

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