デジタル大辞泉
「神戸市」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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神戸市
こうべし
面積:五四七・五一平方キロ(境界未定)
兵庫区・北区・中央区・灘区・東灘区・長田区・須磨区・垂水区・西区
県南東部に位置し、南は大阪湾に面する。東は芦屋市・西宮市・宝塚市、北は三田市・美嚢郡吉川町・三木市、西は加古郡稲美町・明石市に接する。中央部に六甲山地がほぼ東西に横たわり、市域を南北に分断する。南麓の海岸沿いには狭い帯状の沖積平地が発達し、神戸港を中心に商工業の発達した市街地を形成、国道二号・四三号のほか鉄道ではJR・阪神電鉄・阪急電鉄・山陽電鉄などが走る市の中心部をなす。山地から南流する住吉川・石屋川・都賀川・新生田川・新湊川・妙法寺川などは、いずれも流路が短く天井川を呈し、時に洪水の被害をもたらす。布引(中央区)・烏原(兵庫区)には上水道の水源地がある。六甲山地北側では東部に有馬温泉(北区)が湧出し、有野川・八多川・長尾川流域には沖積平野が広がる。また西部には丹生山地が六甲山地と並行してほぼ東西に走り、両山地の間を山田川が西流、三木市との境に呑吐ダムがある。丹生山地北麓を西流する淡河川は三木市で山田川と合流して志染川となる。六甲山地西側丘陵中には明石川と支流の伊川・櫨谷川、福田川がほぼ雁行して流れ、それぞれ流域に沖積平地を形成。海岸部から六甲山地を越える道路には国道四二八号や新神戸トンネル有料道路などがある。市域は近世までの摂津国八部郡全域と兎原郡の大部分、有馬郡の南部および播磨国明石郡東部・北部、美嚢郡の南東部からなる。神戸の地名は「和名抄」八部郡の郷名にあり、生田神社(現中央区)の神戸に由来するという(大日本地名辞書)。生田神社には大同元年(八〇六)に神封戸四四戸が充てられていた(新抄格勅符抄)。
〔原始〕
旧石器時代の遺跡は約二〇ヵ所が発見されている。明石川流域とその周辺部に集中し、六甲山地南麓・同北部に数ヵ所がある。いずれも層位的に資料が確認された遺跡はない。国府型期の資料は、西区の池上南山・青池・拍子ヶ池・金棒池北地点の四遺跡である。縄文時代の遺跡は六甲山地南麓部にある早期の宇治川南遺跡ウジガワミナミイセキ(中央区)をはじめ約二〇遺跡がある。また早くから市街化していた篠原遺跡(灘区)や雲井遺跡(中央区)などで集落の内容が鮮明になってきている。明石川流域および周辺部では前期の大歳山遺跡(垂水区)・後期の元住吉遺跡(西区)などの標式遺跡がある。弥生時代の遺跡は六甲山地南麓で発掘例が増加している。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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神戸〔市〕
こうべ
兵庫県南東部,大阪湾に臨み,後背の六甲山地および周辺の丘陵,台地に広がる市。県庁所在地。1889年市制。以後周辺の町村を編入して市域を拡大。1956年政令指定都市。東灘区,灘区,兵庫区,長田区,須磨区,垂水区,北区,中央区,西区の 9区からなる。兵庫区の和田岬から旧湊川河口の川崎にかけての浜は奈良・平安時代には大輪田泊,のち兵庫津として知られ,慶応3(1867)年の開港で貿易港として発達。市街化は兵庫津周辺から始まり,1874年の鉄道開通に伴い神戸駅周辺に,さらに元町駅(旧三宮駅)周辺を経て,1931年に新設された新三宮駅付近に移った。第2次世界大戦後,三宮地区に市役所,国際会館などの公共施設の建設が相次ぎ,市の中心部として発展した。工業は東部の御影,住吉などでの灘の清酒醸造で知られ,近代工業は開港を契機として港周辺に造船,製鉄,車両,電機,ゴムなどの工業が興り,戦後,埋立地の造成により重化学工業化がいっそう促進された。他方,宅地化は渦ヶ森山(385m),鶴甲山(327m),高倉山(291m)などの六甲山前山の土砂採取跡地の利用と,裏六甲一帯の丘陵地の開発が目立ち,山容は大きく変わった。神戸丸山衝上断層は国の天然記念物。瀬戸内海国立公園に属する六甲山,有馬温泉,須磨,舞子ノ浜の景勝地に加え,源平古戦場,湊川古戦場(→湊川の戦い)など源平,楠公父子ゆかりの名所・旧跡も多い。処女塚古墳,五色塚古墳(千壺古墳),小壺古墳は国の史跡に指定。太山寺本堂は国宝建造物。異人館が集中する北野一帯は観光客に人気がある。大阪湾沿岸に大阪ベイエリア開発の一環として,ポートアイランドの拡張と六甲アイランドの開発が行なわれた。1990年神戸新交通六甲アイランド線(六甲ライナー)が開業。東海道新幹線をはじめとする幹線鉄道,道路が海岸部を通る。1995年の兵庫県南部地震では東灘区,灘区,中央区,兵庫区,長田区などの市街地と港湾施設が甚大な被害を受けた。面積 557.02km2(境界未定)。人口 152万5152(2020)。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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