仙台平野のほぼ中央、県の中部、北緯三八度、東経一四〇度付近に位置する。明治二二年(一八八九)の市制施行以来、市域の拡張は五次にわたり、東西に二六・九キロ、南北に一八・六キロの広がりをもつ。市北部を
仙台の地名は古くは千代あるいは千体と称したといわれ、仙台城下開府に際して仙台藩の藩祖伊達政宗により仙台と改められた。近世期は仙台藩六二万石の城下町として発展し、明治以降は県の行政・経済・文化の中心的役割を担ってきた。なお市域は旧宮城郡が大半を占めるが、広瀬川右岸の大部分と
旧石器時代の遺跡は広瀬・名取両川の間に張出した青葉山丘陵台地の縁端部に発見されている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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