(読み)サイ

デジタル大辞泉 「彩」の意味・読み・例文・類語

さい【彩】[漢字項目]

常用漢字] [音]サイ(呉)(漢) [訓]いろどる
美しい色をつける。いろどり。「彩色光彩色彩水彩精彩多彩淡彩迷彩
姿や様子。「神彩
[名のり]あや・たみ

だみ【彩】

金泥きんでい銀泥で彩色すること。「うるし
彩潰だみつぶ」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「彩」の意味・読み・例文・類語

だみ【彩】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「だむ(彩)」の連用形名詞化 )
  2. 金泥(きんでい)・銀泥(ぎんでい)で彩色すること。
    1. [初出の実例]「足銀にたみ、きりはく金に沙汰之」(出典多聞院日記‐天正一〇年(1582)五月一二日)
  3. 色を塗りつぶすこと。特に素地に呉須(青絵薬)で絵付け・染付けするとき、最初に描いた輪郭の中を太い筆で塗ること。また、重ねて色を塗ること。

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普及版 字通 「彩」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 11画

(旧字)
11画

[字音] サイ
[字訓] あや・いろどり

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(采)(さい)。草木を采取する意。色料として用いるので采色の意となり、その文彩を示す彡(さん)を加えてとなった。の繁文で、文彩ある意に用いる。

[訓義]
1. あや、いろどり、いろ。
2. つや、ひかり、かざり。
3. たくみ、もよう、みなり。

[古辞書の訓]
名義抄 カゲ・イロ・ヒカリ・イロドル・ウルハシ 〔字鏡集〕 イロ・ツツム・ウルハシ・イロドル・ヒカリ・オシヒラク・カナイロ語彙は采字条参照。

[熟語]
彩靄・彩衣・彩雲彩暈・彩・彩霞・彩花・彩画・彩絵・彩管・彩旗彩轎・彩局・彩具・彩彩鷁彩絢・彩虹彩毫・彩彩綉・彩・彩女・彩章彩仗・彩縄彩飾・彩翠・彩船彩牋・彩線彩旦・彩蝶彩陶・彩頭・彩筆・彩服・彩文・彩・彩碧・彩門
[下接語]
靄彩・異彩・遺彩・雲彩・煙彩・華彩・霞彩・画彩・寒彩・彩・奇彩・玉彩・五彩・光彩・紅彩・虹彩・細彩・三彩・散彩・詞彩・詩彩・色彩・樹彩・神彩・水彩・生彩・精彩・染彩・鮮彩・多彩・淡彩・文彩・碧彩・迷彩・夜彩・油彩・幽彩・爛彩・林彩

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