(読み)シ

デジタル大辞泉 「視」の意味・読み・例文・類語

し【視】[漢字項目]

[音](漢) [訓]みる
学習漢字]6年
注意して見る。見る。「視界視覚視察視野視聴者可視監視凝視検視正視注視透視黙視
見なす。そのように扱う。「軽視重視敵視無視
見る力。視力。「遠視近視弱視乱視
[名のり]み・よし

し【視】

[語素]名詞の下に付いて、…と見なす、…として取り扱う、の意を表す。「ライバル」「重要」「同一

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精選版 日本国語大辞典 「視」の意味・読み・例文・類語

し【視】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 気をつけてよく見ること。
  2. [ 2 ] 〘 造語要素 〙 …とみなす、…と取り扱うの意。ふつう、漢語名詞に付く。「英雄視」「疑問視」「度外視」など。
    1. [初出の実例]「禽獣の行ひあれば則ち禽獣視(シ)せざるを得ず」(出典花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉六〇)

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普及版 字通 「視」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 11画

(旧字)
人名用漢字 12画

[字音]
[字訓] みる・しめす

[説文解字]
[金文]

[字形] 形声
声符は示(じ)。示は祭卓の形。〔説文〕八下に「瞻(み)るなり」と訓し、示声の字とし、古文二形を録する。また瞻字条四上に「臨みるなり」とあり、神の降鑒することをいう。示は祭卓の象で、とは神意の示すところを見る意であり、ゆえににまた「しめす」の訓がある。〔詩、小雅、鹿鳴〕の〔箋〕に、「は古の示の字なり」という。見も(ひざまず)いて神意を拝する意の字で、また「しめす」の訓がある。

[訓義]
1. みる、神意をみる、仰ぎみる、察する。
2. しめす、神意をしめす、心意をしめす。
3. 気にかける、もてなす、おしえる、やしなう。
4. なぞらえる、ならう、指示の通りにする、のっとる。

[古辞書の訓]
名義抄 ミル・ミユ・シメス・シム・ノゾム・ナゾラフ 〔字鏡集〕 アキラカナリ・ミル・シム・シメス・カタラフ・イノル・ナラフ・ナズラフ

[語系]
zjiei、示djieiは声義近く、示は神卓の象。そこに神意が示され、視て察し、それになぞらうことをという。

[熟語]
視遠・視化・視覚・視学・視視遇・視効・視候・視朔・視察・視事・視日視瞻・視草・視息視眺・視朝・視聴視篆・視養・視流・視陋
[下接語]
愛視・盈視・遠視・下視・遐視・視・視・愕視・濶視・監視・緩視・久視・仇視・仰視・凝視・近視・寓視・軽視・警視・検視・眩視・虎視・忤視・高視・衡視・傲視・坐視・察視・疾視・嫉視・斜視・収視・周視・重視・熟視・瞬視・巡視・循視・聳視・神視・診視・嗔視・正視・省視・清視・窃視・瞻視・側視・注視・長視・鳥視・聴視・直視・沈視・通視・睇視・諦視・敵視・展視・透視・俯視・平視・並視・蔑視視・眄視・望視・傍視・無視・目視・黙視・夜視・養視・鷹視・乱視

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