デジタル大辞泉
「諫言」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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かん‐げん【諫言】
- 〘 名詞 〙
- ① 目上の人の欠点や過失を指摘して忠告すること。諫(いさ)めること。また、その言葉。
- [初出の実例]「雖レ不レ献二諫言(カンケン)一世人豈其無レ罪許哉」(出典:太平記(14C後)五)
- [その他の文献]〔北周書‐憑景〕
- ② いましめること。きびしく注意すること。
- [初出の実例]「三千余騎の兵共、大将の諫言(カンゲン)に力を得て、十六騎の敵を真中にをっ取り籠め」(出典:太平記(14C後)二二)
いさめ‐ごと【諫言】
- 〘 名詞 〙 ( 古くは「いさめこと」 ) 禁じたこと。禁じたことば。禁制。諫言(かんげん)。
- [初出の実例]「皇子乃ち諫(イサメコト)に従ひて止(や)みぬ」(出典:日本書紀(720)用明元年五月(図書寮本訓))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「諫言」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の諫言の言及
【五諫】より
…中国で君主をいさめる五つの方法。専制政治では君主の一方的な意志に終わりがちであるので,これを是正するために君主の心情に応じた臣下の諫言が必要となる。五諫は孔子が〈諫に五あり云々〉と述べたという伝えによるもので,その内容には諸説がある。…
【武士道】より
… 士道と武士道とは主従関係のとらえ方においても異なる。主君に対する諫言(かんげん)について,士道は諫言をいれない主君,つまり道を実現する可能性のない主君の下にとどまるべきでないという。これに対して武士道では,諫言をいれないときにも,いよいよ主君の味方となり,主君の悪が外部にもれないようにし,主君の悪を己にひきかぶりつつ諫言をつづけるべきであるという。…
※「諫言」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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