三統一 (さんとういつ) trois unités
- 改訂新版 世界大百科事典
- フランス古典劇の作劇法の眼目となる規則。〈三一致〉あるいは〈三単一〉とも訳される。16世紀の人文学者がアリストテレスの《詩学》に基づいて編ん…
三戸[町] (さんのへ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 青森県南東部,三戸郡の町。人口1万1299(2010)。奥羽山脈東麓の三戸丘陵を占め,岩手・秋田両県に接する。町の東端を馬淵(まべち)川が北流し,支…
三房 (さんぼう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 名前に〈房〉の字がつく3著名人。時代の違いにより前三房と後三房とがある。前三房は平安時代の摂関期から院政期にかけて活躍した藤原伊房(これふさ…
三修
- 朝日日本歴史人物事典
- 没年:昌泰2.5.12(899.6.23) 生年:天長6(829) 平安前期の法相宗,真言宗の僧。「さんじゅ」ともいう。一説に昌泰3(900)年5月13日死去。京都の人。俗…
三河港
- デジタル大辞泉プラス
- 愛知県にある港。1962年5月、豊橋港、蒲郡港、田原港、西浦港が統合されて設立。本州のほぼ中央に位置する物流の拠点。港湾管理者は、愛知県。重要港…
三輪 (みわ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 能の曲名。四番目物。作者不明。シテは三輪明神の神霊。大和の三輪に住む玄賓僧都(げんぴんそうず)(ワキ)のもとに,1人の女(前ジテ)が来て衣を…
三勝 (さんかつ)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ?-1696* 江戸時代前期の女舞芸人。元禄(げんろく)8年12月7日,大坂千日寺の墓地で馴染(なじ)み客の赤根屋半七と心中。同年冬にはこの事件が歌舞伎「…
三太 (さんた)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 青木茂の児童文学の主人公。山梨県道志村にすむ,わんぱくだがあかるく,にくめない少年。担任の花荻(はなおぎ)先生が大すき。敗戦直後,「赤とんぼ」に…
三八 (さんぱち)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1752-? 江戸時代中期の漂流民の子。宝暦2年ロシアのヤクーツク生まれ。父三之助は,延享元年遭難して千島列島に漂着した陸奥(むつ)佐井村(青森県)の…
三峡【さんきょう】
- 百科事典マイペディア
- 中国,四川・湖北省境の巫山(ふざん)(楚西山地とも)を長江が浸食して作った峡谷。四川省奉節県から湖北省宜昌県までの全長204kmの間にある瞿塘峡・…
三蹟【さんせき】
- 百科事典マイペディア
- 平安初期の三筆に対し,中期の3人の能書家,小野道風・藤原佐理(すけまさ)・藤原行成をいう。
三筆【さんぴつ】
- 百科事典マイペディア
- 平安初期の3人の能書家,嵯峨天皇・空海・橘逸勢(はやなり)をいう。これにならったものに黄檗(おうばく)(黄檗宗)の三筆(隠元・木庵・即非),寛…
三方【さんぼう】
- 百科事典マイペディア
- 供物用の台。方形の折敷(おしき)に,3方に穴(刳形(くりかた))のある台を取り付けたもので,穴のないほうが表。ヒノキの白木製が正式。神仏に物を…
三好学【みよしまなぶ】
- 百科事典マイペディア
- 植物生理学者,植物生態学者。岐阜の生れ。東大植物学科を卒業。ライプチヒ大学で学び,帰国後東大教授。近代的な植物生理学・生態学を紹介した。天…
さんりつ【三立】
- [日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション
- 福島の日本酒。酒名は、造る人、売る人、飲む人の三者がともに栄え立ちゆくようにとの願いを込めて命名。蔵元は「三立酒造店」。現在は廃業。蔵は須…
さん‐じゅん【三旬】
- デジタル大辞泉
- 1 月の上旬・中旬・下旬。2 30日間。1か月。
さん‐しょ【三所】
- デジタル大辞泉
- 《「さんじょ」とも》三つの場所。3か所。「―の権扉けんぴをおしひらき給へり」〈平家・七〉「三所権現さんしょごんげん」の略。
さん‐しょう〔‐シヤウ〕【三章】
- デジタル大辞泉
- 1 三つの章。三つ目の章。2 《三箇条の法の意から》簡明な規則。→法三章
さん‐しょく【三職】
- デジタル大辞泉
- 1 明治政府最初の官制で、総裁・議定ぎじょう・参与の称。2 明治4年(1871)から同18年まで、太政大臣・左右大臣・参議の称。⇒三管領さんかんれい
さん‐しんざん【三神山】
- デジタル大辞泉
- 中国の古伝説で、東方絶海の中にあって仙人が住むという蓬莱ほうらい・方丈・瀛州えいしゅうの三つの山。
さん‐しんぽう〔‐シンパフ〕【三新法】
- デジタル大辞泉
- 明治11年(1878)に制定された郡区町村編制法・府県会規則・地方税規則の総称。これにより、町村が自治体として認められて戸長公選となり、府県会が…
さん‐せい【三牲】
- デジタル大辞泉
- 1 宗廟に供える3種のいけにえ。牛・羊・豕ぶた。三犠。2 中国で俗に、鶏・魚・豕をいう。
さん‐せき【三蹟/三跡】
- デジタル大辞泉
- 平安中期の三人の能書家。また、その筆跡。小野道風・藤原佐理ふじわらのすけまさ・藤原行成ふじわらのゆきなり。道風の筆跡を野跡やせき、佐理のを…
さんぞうし〔サンザウシ〕【三冊子】
- デジタル大辞泉
- 江戸中期の俳論書。3冊。服部土芳はっとりとほう著。元禄15年(1702)成立、安永5年(1776)刊。「白冊子」「赤冊子」「忘れ水(黒冊子)」の3部から…
さんた【三太】
- デジタル大辞泉
- 1 江戸時代、丁稚でっち・小僧の通称。三太郎。2 愚鈍な者をいう擬人名。三太郎。3 犬が前足を上げ、後ろ足で立つ芸。ちんちん。「犬に―させて遊…
さん‐た【三多】
- デジタル大辞泉
- 文章上達に必要な三つの条件。多く読むこと、多く作ること、多く推敲すいこうすること。
さん‐ぶ【三部】
- デジタル大辞泉
- 1 三つの部分。三つの部門。2 密教で、胎蔵界を分けた、仏部・蓮華部・金剛部。また、金剛界・胎蔵界・蘇悉地そしつじ。台密では胎蔵界・金剛界・…
さんぶつ‐じ【三仏寺】
- デジタル大辞泉
- 鳥取県東伯郡三朝みささ町にある天台宗の寺。山号は三徳山。慶雲3年(706)役えんの小角おづのの創建と伝える。嘉祥2年(849)円仁が再興。古くから…
さん‐ぼん【三▽品】
- デジタル大辞泉
- 1 仏語。上下・優劣などの階位を示す、上品・中品・下品の三つ。2 親王しんのうの位階の第三位。3 中国・日本の位階の第三位。三位。
三低
- 知恵蔵
- 女性が結婚相手に望む理想の男性像で「低姿勢、低依存、低リスク」の略。消費社会研究家で評論家の三浦展(あつし)が、著書『非モテ!――男性受難の時代…
しち‐さん【七三】
- デジタル大辞泉
- 1 物を7対3の割合で分けること。「利益は七三に配分する」2 髪の毛を左右に7分3分のところから分けること。七三分け。「髪を七三に分ける」3 歌舞…
ご‐さん【五三】
- デジタル大辞泉
- 1 五と三。2 《「五十三匁」の略から》近世、京都島原の太夫たゆうの揚げ代。また、太夫のこと。「一の女郎の値段を五十三匁と定め、これを―と言ひ…
さん‐あみ【三阿弥】
- デジタル大辞泉
- 足利将軍の同朋衆どうぼうしゅうのうち、能阿弥・芸阿弥・相阿弥の3代の称。代々唐物の鑑識・管理や座敷飾りの指導などを職とし、画家としても著名。
さん‐え〔‐ヱ〕【三×慧】
- デジタル大辞泉
- 《連声れんじょうで「さんね」とも》仏語。智慧を修行の順序によって三つに分類したもの。経典の教えを聞いて生じる聞慧もんえ、思惟・観察によって…
さん‐えきゆう〔‐エキイウ〕【三益友】
- デジタル大辞泉
- 《「論語」季氏から》有益な3種類の友達。すなわち、正直な友、まごころのある友、物知りの友。益者三友。⇔三損友。
さん‐おん【三音】
- デジタル大辞泉
- 茶の湯で、湯釜の蓋をずらして開ける音、茶筅ちゃせんの穂を茶碗の湯にとおす音、茶碗に茶を入れたあと茶碗の縁で茶杓を軽くはたく音の三つとも、湯…
さん‐がい【三×繋/三▽懸/三▽掛】
- デジタル大辞泉
- 馬具の面繋おもがい・胸繋むながい・尻繋しりがいのこと。押し掛け。
さん‐き【三期】
- デジタル大辞泉
- 1 三つの期間。2 3番目の期間。
さん‐く【三×垢】
- デジタル大辞泉
- 仏語。心身をけがす三つの煩悩。貪欲とんよく・瞋恚しんい・愚痴。三毒。
さん‐げん【三元】
- デジタル大辞泉
- 1 上元(正月15日)・中元(7月15日)・下元(10月15日)。2 《年・月・日の元はじめの意から》1月1日のこと。元日。三始。《季 新年》3 天地の初…
さん‐じゅう〔‐ジフ〕【三十/×卅】
- デジタル大辞泉
- 1 10の3倍の数。2 30歳。みそじ。
さん‐たい【三体】
- デジタル大辞泉
- 1 三つの物体。三つの形体。2 書道で、楷・行・草の三つの書体。3 華道で、真・行・草の3種の生け方。4 能で、物まねの基本となる三つの姿。老体…
さん‐だい【三▽諦】
- デジタル大辞泉
- 《「さんたい」とも》仏語。天台宗で、実相の真理を明かすものとして考えられた空・仮け・中の三つの真理。すべての存在は空無なものであるとする空…
さん‐だいじ【三大寺】
- デジタル大辞泉
- 古代、朝廷の尊崇を受けた三つの寺。大安寺(大官大寺)・元興寺(飛鳥寺)・弘福寺ぐふくじ(川原寺)。のち薬師寺を加えて四大寺とよぶ。
さん‐だいぶ【三大部】
- デジタル大辞泉
- 教義のよりどころとされる三つの大部な経典。1 天台宗で、智顗ちぎ著の法華玄義・法華文句・摩訶止観まかしかん。法華三大部。2 律宗で、道宣著の…
さん‐たっとく【三達徳】
- デジタル大辞泉
- 《「礼記」中庸から》時代や身分を超えて、どんな場合にも通じる三つの徳。智・仁・勇をさす。
さん‐たん【三炭】
- デジタル大辞泉
- 茶の湯で、初炭しょずみ・後炭ごずみ・立炭たちずみの三度の炭手前すみてまえ。
さん‐みつ【三密】
- デジタル大辞泉
- 1 密教で、身・口く・意の三業さんごう。手に印を結ぶ身密、口に真言を唱える口密くみつ、心に本尊を観念する意密。2 感染症の蔓延を防ぐために、…
さん‐もんと【三門徒】
- デジタル大辞泉
- 越前国(福井県)に行われた真宗の一派。本願寺3世覚如の門弟如導と、その法門を伝えた道性・如覚の三人の法義を信奉。のちに真宗十派のうちの三門徒…
さん‐りゃく【三略】
- デジタル大辞泉
- 古代中国の兵法書。上略・中略・下略の3巻からなる。漢の張良が、黄石公から授けられたといわれるが、後漢以後の著作。→六韜りくとう