ジロホール酸 ジロホールサン gyrophoric acid
- 化学辞典 第2版
- C24H20O10(468.41).地衣類イワタケGyrophora,カブトゴケLobariaなどに含まれているオルセリン酸のトリデブシド.無色の針状晶.融点200 ℃(分解).…
エルゴシン エルゴシン ergosine
- 化学辞典 第2版
- C30H37N5O5(547.65).エルゴタミンと同様,麦角アルカロイドの一種.分解点228 ℃.-161°(クロロホルム).pKa1 9.64±0.60,pKa2 7.20±0.4.クロロホ…
ビタミンU ビタミンユー vitamin U
- 化学辞典 第2版
- (3-amino-3-carboxypropyl) dimethlysulfonium chloride.C6H14ClNO2S(199.70).G. Gheny(1950年)が報告した雛の消化性潰瘍を防ぐ脂溶性因子で,キャ…
ファンデルワールス分子【van der Waals molecules】
- 法則の辞典
- 希ガス原子や化学的に飽和した分子の間にファンデルワールス力によって相互作用が働いた結果,きわめて弱い結合ながら集合体を形作る場合に,これを…
アストラカナイト
- 岩石学辞典
- 最初は鉱物のblöditeに用いられた語.blöditeは硫酸塩鉱物で(Na, Mg(SO4)2・4H2O)の化学組成をもつ.しかしミロシェヴィッチはastraka…
サッカリン(saccharin)
- デジタル大辞泉
- 人工甘味料の一。無臭またはかすかな芳香をもつ白色の結晶。蔗糖しょとうの約500倍の甘さがあり、水に溶けやすいナトリウム塩として食品に使用。ただ…
フラン(furan)
- デジタル大辞泉
- 酸素原子1個、炭素原子4個を含む五員環の複素環式化合物。クロロホルムに似た特異臭のある無色の液体。水に不溶。エタノールなどの有機溶媒に溶けや…
ヒドロキノン
- 百科事典マイペディア
- ハイドロキノンとも。p‐ジヒドロキシベンゼンC6H4(OH)2にあたる。無色または白色の結晶。融点170.3℃,沸点285℃(730mmHg)。水,エタノールに可溶…
フルフラール
- 百科事典マイペディア
- フラン環をもつアルデヒドC5H4O2。特有のにおいのある無色の液体。融点−38.7℃,沸点161.7℃。水に可溶,エタノールに易溶。もみ殻,麦わらなどを加圧…
ドレーパー報告【ドレーパーほうこく】
- 百科事典マイペディア
- ドレーパーW.H.Draper陸軍次官ら米国使節団による日本・朝鮮の情勢報告。ジョンストン報告とも。1948年5月発表。日本経済自立のため輸出増大,イン…
チオエーテル
- 百科事典マイペディア
- 正式にはスルフィドとよぶ。エーテルの酸素原子の代りに硫黄原子の入った化合物R−S−R′をいう。メチルエチルスルフィド(メチルエチルチオエーテル)C…
チャドウィック
- 百科事典マイペディア
- 英国の彫刻家。ロンドン生れ。初め建築を学び,1947年コールダー,ゴンサレスの影響の下にモビールや抽象的な彫刻を試みる。1960年代には鉄を使用し…
ベンジルアルコール
- 百科事典マイペディア
- 最も簡単な芳香族アルコールC6H5CH2OH。弱い芳香を有する無色の液体。融点−15.5℃,沸点205.41℃。水,エタノールに可溶。ジャスミンその他の精油中に…
コット
- 百科事典マイペディア
- フランス,ロココ時代の建築家。フランス王室付建築家の家に生まれ,初めJ.H.マンサールの下で働いた。1689年王室付建築家,1708年首席建築家となり…
パリトキシン(palytoxin)
- デジタル大辞泉
- 海産毒の一つ。渦鞭毛藻類うずべんもうそうるいが産生し、食物連鎖を通じてアオブダイ、ハコフグ、ウミスズメ、ソウシハギなどの肝臓や筋肉に蓄積す…
グアニル酸
- 栄養・生化学辞典
- C10H14N5PO8 (mw363.22). 5′-グアニル酸,グアノシン5′-リン酸,グアノシン5′-一リン酸,グアノシン一リン酸ともいう.グア…
半角カナ
- ASCII.jpデジタル用語辞典
- 漢字に比べて幅が半分しかないカナ文字のこと。「JIS X 0201カタカナ」つまり、文字コードA1h~DFhに割り当てられたカタカナのこと。電子メールなど…
レビ沸石(データノート) れびふっせきでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- レビ沸石 英名 levyne 化学式 (Ca0.5,Na)6Al6Si12O36・18H2O 少量成分 K 結晶系 三方 硬度 4~4.5 比重 2.…
大阪石(データノート) おおさかせきでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 大阪石 英名 osakaite 化学式 Zn4[(OH)6|SO4]・4H2O 少量成分 Cu 結晶系 三斜 硬度 <2(ビッカース硬度から逆算)…
ヒダントイン hydantoin
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- α-アミノ酸にシアン酸を作用させるか,尿素の濃厚溶液と長時間加熱したとき生じるヒダントイン酸を塩酸または硫酸と熱すると得られる化合物の総称。…
外胚葉型 がいはいようけい ectomorphy
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アメリカの心理学者 W.H.シェルドンによる体型および性格類型の一つ。胎生期において外胚葉の発達がよく,長じてはやせた体型をもつ者。性格的には,…
オキサゾール oxazole
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 C3H3ON 。複素環式化合物の一つ。酸素,窒素各1原子が五員環の構成にたずさわっている。1,2-と1,3-の2つの異性体がある。1,3-オキサゾール…
トリフェニルメタン系染料 トリフェニルメタンけいせんりょう triphenylmethane dyes
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- トリフェニルメタン (C6H5)3CH の骨格をもっている一群の染料。フクシン,マラカイトグリーン,クリスタルバイオレットなど。色相は赤,青,緑,紫で…
トルイジン toluidine
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- トルエンにアミノ基が置換した構造の化合物。化学式 CH3C6H4NH2 。 o 体 (沸点 199.8℃) ,m 体 (沸点 203.3℃) ,p 体 (沸点 200.3℃) の3種がある。 p…
アルブチン arbutin
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 C12H16O7 。フェノール配糖体の一種。ウワウルシ,コケモモなどのツツジ科植物の葉に分布する。無色針状晶。融点 142℃ (結晶水1分子を含むも…
チミン thymine
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- DNAを構成するピリミジン塩基の一つ。ウラシルにメチル基が1つ入ったもので,構造は2,4-ジオキシ-5-メチルピリミジン (分子式 C5H6N2O2 ) 。 RNA中…
青木 靖三 アオキ セイゾウ
- 20世紀日本人名事典
- 昭和期の史学家,科学史家 神戸大学教養部教授。 生年大正15(1926)年2月7日 没年昭和52(1977)年12月27日 出身地東京 学歴〔年〕神戸大学経済学部卒 …
トルエン
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] toluene ) 芳香族炭化水素の一つ。化学式 C6H5CH3 無色、可燃性液体。コールタールあるいは石油改質法の生成物から抽出・回収し…
アブシシン酸 アブシシンサン abscisic acid
- 化学辞典 第2版
- C15H20O4(264.32).落葉の促進,ジベレリン作用の抑制などさまざまな生理的反応を制御する植物ホルモンの一つ.イチジク,バラの葉などから単離され…
アセナフチレン アセナフチレン acenaphthylene
- 化学辞典 第2版
- C12H8(152.20).アセナフテンの蒸気を赤熱した酸化鉛(Ⅳ)の上を通して脱水素させると得られる.結晶.融点93 ℃,沸点103~105 ℃(400 Pa).エタノール…
アダムス触媒 アダムスショクバイ Adams catalyst
- 化学辞典 第2版
- アダムス白金またはアダムスの酸化白金ともいう.ヘキサクロロ白金(Ⅳ)酸H2PtCl6に硝酸ナトリウムを加え,450~600 ℃ に加熱,分解してつくった酸化白…
ベカナマイシン ベカナマイシン bekanamycin
- 化学辞典 第2版
- C18H37N5O10(483.5).アミノ糖抗生物質,カナマイシンB.融点180 ℃.+145°(水).水に易溶,エタノールに不溶.抗菌力はカナマイシンAより2~3倍強い…
次リン酸(塩) ジリンサン hypophosphoric acid(hypophosphate)
- 化学辞典 第2版
- 酸:H4P2O6(161.98).(HO)2(O)P-P(O)(OH)2.ナトリウム塩Na4P2O6・10H2Oの水溶液をH型イオン交換樹脂カラムを通すか,これを複分解でバリウム塩とした…
ラーモアの歳差運動【Larmor's precession】
- 法則の辞典
- 電子などの荷電粒子が円運動を行っている系に磁場 H を加えると,もとの運動に系全体の共通な回転が重畳される.つまり円運動の形を変えることなく,…
中和熱 (ちゅうわねつ) heat of neutralization
- 改訂新版 世界大百科事典
- 反応熱の一種で,とくに1当量ずつの酸と塩基の中和反応に伴う熱量変化を指す。反応物が1価の強酸(たとえば塩酸)と1価の強塩基(水酸化ナトリウム)…
こうのとり(HTV)
- 知恵蔵mini
- 宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle、略称・HTV)の愛称。国際宇宙ステーション(ISS)へ各種装置や衣料・食糧などを輸送する日本の無人宇宙…
内量子数 ナイリョウシスウ inner quantum number
- 化学辞典 第2版
- 原子内のすべての原子による全角運動量をJとすると,その2乗 J 2 は固有値J(J + 1)ℏ2をもち,Jの大きさは近似的にJℏで与えられる.ここで,ℏ = h/2…
塩素水 エンソスイ chlorine water
- 化学辞典 第2版
- 塩素を飽和した水.塩素は水にかなりよく溶け(10 ℃,0.9972 g/100 g 水),その溶液は酸性を呈し,漂白作用がある.水に溶けている塩素の一部は,Cl2 …
アスタチン アスタチン astatine
- 化学辞典 第2版
- At.原子番号85の元素.電子配置[Xe]4f 145d106s26p5の周期表17族人工放射性ハロゲン元素.ギリシア語の“不安定”を意味するαστατοσから名づけられた…
トランス効果 トランスコウカ trans effect
- 化学辞典 第2版
- 錯体の配位子置換反応において,ある配位子が,そのトランス位置にある配位子を置換されやすくする(反応活性にする)効果をいう.白金平面型錯体の反…
アレックス ザナルディ Alex Zanardi
- 現代外国人名録2016
- 職業・肩書自転車選手(個人ロード),元F1ドライバー ロンドン・パラリンピック金メダリスト国籍イタリア生年月日1966年10月23日出生地ボローニャ本名…
ジョセフソン電圧標準 (ジョセフソンでんあつひょうじゅん) Josephson voltage standard
- 改訂新版 世界大百科事典
- ジョセフソン効果を利用して得られる電圧の標準。交流ジョセフソン効果を利用し,時間的に不変の電圧標準を作ることができる。Sn-SnOx-Sn,Pb-PbOx-P…
モール塩 (モールえん) Mohr's salt
- 改訂新版 世界大百科事典
- 化学式(NH4)2Fe(SO4)2・6H2O。化学名は硫酸鉄(Ⅱ)アンモニウム6水和物。硫酸鉄(Ⅱ)FeSO4と硫酸アンモニウム(NH4)2SO4との複塩で,タットン塩…
臭素の製造 シュウソノセイゾウ manufacture of bromine
- 化学辞典 第2版
- 生にがり1 m3 中には臭素が2~4.5 kg 含まれ重要な臭素資源であるが,次の諸方式により抽出される.(1)酸化剤法:酸と酸化剤とにより臭化物を酸化し…
うえだ‐かずとし〔うへだ‐〕【上田万年】
- デジタル大辞泉
- [1867~1937]国語学者。東京の生まれ。東大教授。B=H=チェンバレンに学び、ドイツに留学。西欧の言語学研究方法を紹介して科学的な国語学の端緒…
造卵器植物 (ぞうらんきしょくぶつ) Archegoniatae
- 改訂新版 世界大百科事典
- 配偶体上に造卵器を形成する植物の総称であるが,裸子植物は含まない。コケ植物とシダ植物をまとめたもので(H.G.A. エングラー,1892),無管有胚植…
ナフチルアミン(データノート) なふちるあみんでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 1‐ナフチルアミン 分子式 C10H9N 分子量 143.2 融点 49.2~49.3℃ 沸点 299.4~299.7℃ 比重 1.1229(水25℃,測定温度25℃)…
ファイトクネヒト鉱(データノート) ふぁいとくねひとこうでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ファイトクネヒト鉱 英名 feitknechtite 化学式 β-MnOOH 少量成分 Fe3+,過剰のH2O 結晶系 三方 硬度 未測定。極低…
リン酸ナトリウム(データノート) りんさんなとりうむでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- リン酸ナトリウムリン酸ナトリウム12水和物 Na3PO4・12H2O 式量 380.1 融点 73.4℃ 沸点 ― 比重 1.62 結晶系 三方 屈折率 (n)…
ルニョーの法則 ルニョーのほうそく Regnault's law
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 水素,酸素,窒素のように常温で液化しにくい気体の定圧比熱は,広い温度範囲にわたって,温度に依存せず一定であるという法則。 1862年 H.-V.ルニョ…