ウェスパシアヌス Titus Flavius Vespasianus 生没年:9-79
- 改訂新版 世界大百科事典
- ローマ皇帝。在位69-79年。フラウィウス朝の創始者。ローマ北東サビニ地方レアテの生れ。父親は徴税請負人であった。有能な軍人で,67年にネロ帝によ…
ウルバヌス
- 精選版 日本国語大辞典
- ( [ラテン語] Urbanus ) ローマ教皇名の一つ。[ 一 ] ( 二世 ) 神聖ローマ皇帝ハインリヒ四世やフランス王フィリップ一世と争い、教皇権の伸張に努め…
アウレリアヌス あうれりあぬす Lucius Domitius Aurelianus (214ころ―275)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ローマ皇帝(在位270~275)。ダキア・リーペンシスの下層民の出。軍隊で昇進して騎兵長官となり、ついで軍隊に推戴(すいたい)されて即位。危機に瀕(…
ユリウス=クラウディウス朝 (ユリウスクラウディウスちょう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 第5代までのローマ皇帝の家系名。ユリウスJulius家,クラウディウスClaudius家は共にローマの氏族中の名門であるが,初代皇帝ユリウス家のアウグスト…
ディオクレティアヌス Gaius Aurelius Valerius Diocletianus
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 240?~313頃(在位284~305)ローマ皇帝。初めディオクレスといい,兵卒から身を起こし皇帝となるや,帝国を2人の正帝と2人の副帝により分治する制度(…
オットー[2世] Otto Ⅱ 生没年:955-983
- 改訂新版 世界大百科事典
- ザクセン朝第3代のドイツ国王。在位961-983年。神聖ローマ皇帝。在位967-983年,973年までは共同皇帝。オットー1世の息子でビザンティン王女テオファ…
ビュスベク Busbecq(Busbeck),Augier Ghislain de
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1522. コミン[没]1592.10.28. サンジェルマンフランドル地方出身の外交官。オーストリア大公 (のちの神聖ローマ皇帝フェルディナント1世) により…
コンスタンツ公会議【コンスタンツこうかいぎ】
- 百科事典マイペディア
- 神聖ローマ皇帝ジギスムントの提唱で,1414年―1418年ドイツ南部のコンスタンツKonstanzで開催された中世最大の公会議。新教皇マルティヌス5世を選出…
バンベルク(Bamberg)
- デジタル大辞泉
- ドイツ中南部、バイエルン州の都市。レグニッツ川沿いに位置する。1007年、神聖ローマ皇帝ハインリヒ2世により司教区となり、宗教・文化の中心地とし…
ニコポリスの戦い(ニコポリスのたたかい) Nicopolis
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- ニコポリスはブルガリア北境に位置し,ローマ皇帝トラヤヌスのダキア征伐のときに建設された都市。14世紀にバルカンに進出したオスマン帝国のバヤジ…
『クウォ・ヴァディス』 Quo Vadis
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- ポーランドの作家ヘンリク・シェンキェヴィチの小説(1896年)。ローマ皇帝に捕えられていたペテロが牢から釈放された際に現われたキリストに対し「ク…
リウィア Livia Drusilla 生没年:前58-後29
- 改訂新版 世界大百科事典
- ローマ皇帝アウグストゥスの后。最初の結婚でティベリウス(のちの皇帝)をもうけ,離婚ののち,前38年オクタウィアヌス(のちのアウグストゥス帝)…
マティルダ Matilda of Canossa
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1046. ルッカ[没]1115.7.24. ボンデーノトスカナ侯ボニファチオとロートリンゲン女伯ベアトリーチェの娘。マチルダとも表記される。トスカナ,ロ…
せいヨハネ‐きょうかい〔‐ケウクワイ〕【聖ヨハネ教会】
- デジタル大辞泉
- 《Aziz Yuhanna Kilisesi》トルコ西部の町セルチュクにある教会。元はエフェソスで晩年を過ごしたという使徒ヨハネの墓の上に建てられた礼拝堂があり…
イタリア王国[中世] イタリアおうこく[ちゅうせい] Regno italico
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中世イタリアの王国 (888~962) 。カロリング朝カルル3世の死で男系相続が絶え,女系の諸侯がイタリア王位を争い始めた 888年から,オットー1世 (大…
Ot・to, [ɔ́to]
- プログレッシブ 独和辞典
- 1 ((男名)) オットー(<Otfried, Otmar)Otto der Große\オットー大帝(912-973;初代神聖ローマ皇帝).2 [男] (-s/-s) ((俗)) ばかでか…
フランク王国 フランクおうこく Frank
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 西ゲルマンの一派であるフランク族の建てた国民族大移動期にライン川右岸の地から北ガリアにかけて建てられた。メロヴィング朝の創始者クローヴィス…
ロタール(1世) ろたーる Lothar Ⅰ (795―855)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- カロリング朝フランク王国第3代の西ローマ皇帝(在位840~855)。ルイ(ルートウィヒ)1世の長子。父帝の生前から共同統治者として皇帝の称号を帯び…
ガイウス〔ローマ皇帝〕
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- ⇒カリグラ
ファビアヌス Fabianus
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]250.1.20. ローマ第20代教皇(在位 236~250)。聖人。教皇アンテルス(在位 235~236)の後継者であり,管理能力に優れた初期キリスト教会…
ヒポドローム Hippodrom; Hippodromos
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ビザンチン帝国の首都コンスタンチノープルの大競技場。 203年ローマ皇帝セプチミウス・セウェルスにより建築を開始,330年コンスタンチヌス1世 (大…
ヨーゼフ
- 精選版 日本国語大辞典
- ( Joseph ) 二世。神聖ローマ皇帝(在位一七六五‐九〇)。フランツ一世とマリア=テレジアとの間の長子。一七八〇年以降はオーストリア皇帝を兼ねた。…
ハプスブルク家(ハプスブルクけ) Habsburg
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 神聖ローマ帝国およびオーストリアの王朝。10世紀中葉ライン川上流スイスのアールガウ地方におこった貴族で,13世紀には南ドイツで最も有力となる。…
ポルツス Portus
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古代イタリアの港。テベレ川の堆積土でオスチア港が危険になったため,ローマ皇帝クラウディウス1世 (在位 41~54) のときオスチア北方に突堤が築か…
フリードリヒ
- 精選版 日本国語大辞典
- ( Friedrich )[ 一 ] ( 一世 ) ドイツのホーエンシュタウフェン朝第二代の神聖ローマ皇帝(在位一一五二‐九〇)。国内諸侯をおさえ、イタリア政策を…
ボレスワフ1世(勇敢王) ボレスワフいっせい[ゆうかんおう] Bolesław I, Chrobry
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]966/967[没]1025.6.17.ポーランド王 (在位 992~1025) 。父のミエシコ1世没後,ウィエコポルスカ地方を拠点にして国家統一事業を継承,強力に推…
アンミアヌス・マルケリヌス Ammianus Marcellinus
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]330頃.アンチオキア(現トルコ)[没]400頃ローマの歴史家。当時のほとんどの戦争に参加して,引退後ローマで,タキツスの『同時代史』の終った 96…
リウドルフ[シュワーベン公] リウドルフ[シュワーベンこう] Liudolf, Herzog von Schwaben
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]930[没]957.9.6. ポムビアシュワーベン公 (在位 949~953) 。神聖ローマ皇帝オットー1世 (大帝)の長男。父は直轄地を親族に分封したが,このとき…
自省録 (じせいろく) Ta eis heauton
- 改訂新版 世界大百科事典
- ローマ皇帝マルクス・アウレリウスが多忙な政務,軍務の中でギリシア語で書きつづった記録。その題名は〈タ・エイス・ヘアウトン〉と呼ばれているが…
ウェスパシアヌス うぇすぱしあぬす Titus Flavius Vespasianus (9―79)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ローマ皇帝(在位69~79)。騎士身分の父と元老院議員の妹を母として、サビニ地方レアーテに生まれる。コンスル、アフリカ総督を経て、67年ユダヤの…
省察録[マルクス・アウレリウス] せいさつろく[マルクス・アウレリウス] Tōn eis heauton biblia
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 『自省録』ともいう。 12巻。ストアの学徒としてローマ皇帝の地位についたマルクス・アウレリウスは,元奴隷であったストアの哲人エピクテトスの戒め…
ホーエンザルツブルク‐じょう〔‐ジヤウ〕【ホーエンザルツブルク城】
- デジタル大辞泉
- 《Festung Hohensalzburg》オーストリア中部の都市、ザルツブルクの旧市街南部の高台にある城。神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世とローマ教皇グレゴリウ…
ニーム Nîmes
- 改訂新版 世界大百科事典
- フランス南部,ガール県の県都。人口13万3391(1999)。プロバンス地方の平原上に位置する古来の中心都市。すでにゴール人が居住していたこの都市は…
ハインリヒ[3世] Heinrich Ⅲ 生没年:1017-56
- 改訂新版 世界大百科事典
- ザリエル朝第2代のドイツ国王(在位1028-56。ただし,統治は1039から),神聖ローマ皇帝(在位1046-56)。同朝初代国王コンラート2世の息子。国内諸…
カリクスツス2世 カリクスツスにせい Calixtus II; Callistus II
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]1124.12.13/1124.12.14. ローマ第162代教皇(在位 1119~24)。ブルゴーニュ公家出身。1088年にビエンヌの大司教となり,教会改革の代弁者…
ウァレリアヌス Valerianus, Publius Licinius
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]260ローマ皇帝 (在位 253~260) 。アレクサンデル・セウェルス帝のもとで執政官 (コンスル ) ,のち元老院のプリンケプスとなった。ガルス…
デュボア Dubois, Pierre
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1250頃.ノルマンディー,クータンス付近[没]1320頃フランスの法律家,政治思想家。実質上無力化した神聖ローマ皇帝に代って,フランス王権がヨー…
トラヤヌス とらやぬす Marcus Ulpius Trai(j)anus (53―117)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ローマ皇帝(在位98~117)。五賢帝の二番目。スペインの都市イタリカの貴族層の家に生まれる。執政官、上ゲルマニア知事などを歴任、97年ネルウァ帝…
ザリエル朝 ザリエルちょう Salier; Salian Dynasty
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ザクセン朝最後の王ハインリヒ2世 (聖王) が嗣子なくして没したのち,1024~1125年まで続いたドイツ国王 (神聖ローマ皇帝) の王朝。フランケン公コン…
金印勅書 きんいんちょくしょ Bulla aurea; Goldene Bulle
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 黄金文書,金印憲章とも呼ばれる。金板の印章を付した文書を一般に意味するが,歴史上,固有名詞としては特定の文書をさす。 (1) シチリアの金印勅書…
フェルディナント(2世) Ferdinand Ⅱ
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 1578〜1637神聖ローマ皇帝(在位1619〜37)フェルディナント1世の孫。イエズス会の教育を受けた熱心なカトリック教徒。1617年ベーメン王となり,新…
ユリア・ドムナ Julia Domna
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]217ローマ皇帝セプチミウス・セウェルスの後妻。エメサ (シリア) の神官の娘。 F.フィロストラトスらの哲学者,学者を側近に集めた。夫の死…
オトー Marcus Salvius Otho 生没年:32-69
- 改訂新版 世界大百科事典
- ネロ帝後のいわゆる〈四帝乱立の年(69年)〉のローマ皇帝の一人。在位69年1~4月。ネロの友人であったが,妻ポッパエア・サビナをネロに奪われた後…
メッサリナ めっさりな Valeria Messalina (25ころ―48)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代ローマ皇帝クラウディウス1世の妻。最初は貞節な夫婦生活を営んでいたが、しだいに色情狂の徴候を現し、ローマ帝国宮廷で放蕩(ほうとう)と残虐を…
ワレンシュタイン(Albrecht Wenzel Eusebius von Wallenstein)
- デジタル大辞泉
- [1583~1634]オーストリアの傭兵隊長。三十年戦争に際し、神聖ローマ皇帝軍総司令官に起用され、デンマーク軍を撃破したが、のち、スウェーデン軍…
ヨハネス14世 ヨハネスじゅうよんせい Johannes XIV
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?. ロンバルディア,パビア[没]984.8.20. ローマパビア出身の第136代教皇(在位 983~984)。本名 Pietro Canepanova。パビアの司教だった 983年…
ウォルムス協約【ウォルムスきょうやく】
- 百科事典マイペディア
- ドイツの僧職叙任権闘争を一応終結させた協約。1122年神聖ローマ皇帝ハインリヒ5世と教皇カリストゥス2世CallistusII(在位1119年―1124年)の間で…
セウェルス朝 (セウェルスちょう) Severus
- 改訂新版 世界大百科事典
- セプティミウス・セウェルス帝の登位(193)からセウェルス・アレクサンデル帝の殺害(235)までの,ローマ皇帝を輩出したセウェルス家の支配を指す…
ペルティナクス Publius Helvius Pertinax 生没年:126-193
- 改訂新版 世界大百科事典
- ローマ皇帝。在位193年。解放奴隷の子として生まれたが,アントニヌス・ピウス帝,マルクス・アウレリウス帝の治下で軍務の高職に就き,コンモドゥス…
レオポルト2世(レオポルトにせい) Leopold Ⅱ.
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 1747~92(在位1790~92)ハプスブルク家の神聖ローマ皇帝。マリア・テレジアの三男(次兄は死去)。1765年トスカーナ大公となり,最先端の啓蒙君主とし…