松根油 (しょうこんゆ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 針葉樹の根を掘り出し,熱をかけて乾留して得られる油。普通にはマツの根からとったものをいう。収量は10~20%。熱をかけ乾留したとき初めにでてくる…
ポリスルフィド ポリスルフィド polysulfide
- 化学辞典 第2版
- 多硫化物ともいう.の一般式で表される重合体の総称.両端にハロゲン基を有する有機化合物と多硫化アルカリの反応,アルカンジチオールの酸化,ジオ…
尿素付加物 ニョウソフカブツ urea adduct
- 化学辞典 第2版
- 尿素を直鎖状炭化水素,脂肪酸,あるいはアルコールの存在下に結晶化させてできる包接化合物.尿素は普通,正方晶系の結晶をつくるが,付加物におい…
土壌汚染 ドジョウオセン soil pollution
- 化学辞典 第2版
- 事業活動や自然現象により,各種重金属や有毒有機物質などの有害物質によって土壌が汚染されること.土壌の汚染により,農用地では農作物の生育阻害…
禁断症状 (きんだんしょうじょう) abstinence symptoms
- 改訂新版 世界大百科事典
- 依存性薬物の慢性使用を急激に中断したときに現れる精神身体症状のこと。依存性薬物としては,モルヒネ,コカイン,アルコールおよびバルビツール酸…
超臨界炭酸ガスクリーニング
- 事典 日本の大学ブランド商品
- [機械]東北大学(宮城県仙台市青葉区)の大学ブランド。洗剤なしで洗濯できるドライクリーニング装置。工学研究科超臨界溶媒工学研究センターの新…
吸収器 キュウシュウキ absorber
- 化学辞典 第2版
- 気体中の目的成分を溶剤中に効率よく吸収させる装置.吸収器を気-液相の接触形式によって分類すると,階段接触型と連続接触型に大別できる.たとえば…
アリルアルコール allyl alcohol
- 改訂新版 世界大百科事典
- 最も簡単な不飽和アルコール。化学式CH2=CHCH2OH。無色で刺激臭のある液体。融点-129℃,沸点96.90℃,比重0.8520(20℃)。水,アルコール,クロロホ…
アセチルアセトン アセチルアセトン acetylacetone
- 化学辞典 第2版
- 2,4-pentanedione.C5H8O2(100.12).CH3COCH2COCH3.ナトリウムまたはナトリウムアルコキシドの存在下でアセトンと酢酸エチルとをクライゼン縮合させ…
硝酸エステル ショウサンエステル nitric ester
- 化学辞典 第2版
- RONO2(Rはアルキル基).硝酸とアルコールあるいは炭水化物のヒドロキシ基との間に生成する化合物.一般に,アルコールに濃硝酸を反応させるか,ハロ…
アニリン アニリン aniline
- 化学辞典 第2版
- phenylamine,benzenamine.C6H7N(93.13).C6H5NH2.ニトロベンゼンの還元(鉄と塩酸,あるいはニッケルや銅を触媒とする接触還元など),またはクロロ…
オクタン オクタン octane
- 化学辞典 第2版
- C8H18(114.23).CH3(CH2)6CH3.脂肪族飽和炭化水素(パラフィン族)の一つ.炭素数8のアルカンには18種類の構造異性体が存在し,光学異性体を含めると2…
ピリドキサール5-リン酸 ピリドキサールリンサン pyridoxal 5-phosphate
- 化学辞典 第2版
- C8H10NO6P(247.15).略称PLP.ビタミン B6からつくられる補酵素の一種.合成法には,ピリドキシンリン酸の酸化,ピリドキサミンリン酸の脱アミノ化,…
グリーンケミストリー ぐりーんけみすとりー green chemistry
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 環境にやさしい化学をこのようによんでいる。これまでの化学技術、化学産業では効率と低コスト化が重視されてきたが、これに対し有害物質は使わない…
二硫化炭素ガス中毒 にりゅうかたんそがすちゅうどく
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 二硫化炭素によるガス中毒で、おもに呼吸器から吸入されて、脂肪に富む組織、とくに中枢神経系に作用し、急性ないし亜急性、または慢性の中毒をおこ…
ポリウレタンフォーム ポリウレタンフォーム polyurethane foam
- 化学辞典 第2版
- 発泡性またはスポンジ状のポリウレタン樹脂で,熱硬化性樹脂に属する.ポリエステルまたはポリエーテル型の多価アルコールとジイソシアン酸エステル…
セタン セタン cetane
- 化学辞典 第2版
- C16H34(226.45).CH3(CH2)14CH3.ヘキサデカンともいう.脂肪族飽和炭化水素(パラフィン族)の一つ.炭素数16のアルカンのうち,直鎖状のものをとくに…
ラッコール らっこーる laccol
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 多価フェノールの一つで、3-位にC17H31側鎖をもつカテコール誘導体。構造を表す名称は(8Z,11Z)-3-(ヘプタデカ-8,11-ジエニル)カテコール(または(8Z,…
光化学スモッグ コウカガクスモッグ photochemical smog
- 化学辞典 第2版
- 汚染大気中の炭化水素と窒素酸化物から,太陽光線の作用によって光化学的につくられるスモッグをいい,ガス状物質と液状粒子物質との混合ミストから…
グッタペルカ guttapercha
- 改訂新版 世界大百科事典
- ガッタパーチャとも呼ばれる熱可塑性のゴムに似た物質。アカテツ科のパラクイウム属Palaquiumおよびパエナ属Payena植物の乳液が固まったもの。乳液の…
骨油 (こつゆ) bone oil
- 改訂新版 世界大百科事典
- 牛馬などの哺乳類の骨から煮取法または溶剤を使用する抽出法によって採取した油脂の液体部。粉砕した骨を水とともにゆるやかに煮て得られた骨の油脂…
ペルフルオロカーボン ペルフルオロカーボン perfluorocarbon
- 化学辞典 第2版
- 炭化水素化合物の炭素に結合する水素が,すべてフッ素で置換された形の化合物をいう.フッ素は原子半径が水素の次に小さい元素で,炭素との結合エネ…
抽出 ちゅうしゅつ extraction
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 固体または液体の中から、特定の物質だけを溶媒(溶剤)あるいは試薬などを用いて取り出す操作をいう。たとえば、植物などの薬用成分を水あるいはエ…
ショウノウ ショウノウ camphor
- 化学辞典 第2版
- C10H16O(152.24).カンファーまたはカンフルともいう.二環性モノテルペンケトン.クスノキCinnamomum camphoraに含まれている.クスノキの細片を水…
グリコール glycol
- 改訂新版 世界大百科事典
- 2個の水酸基が2個の異なる炭素に結合している脂肪族あるいは脂環式化合物の総称。ジオールdiolともいう。2個の水酸基はそれぞれアルコールとしての性…
リノール酸 リノールサン linoleic acid, linolic acid
- 化学辞典 第2版
- (Z,Z)-9,12-octadecadienoic acid.C18H32O2(280.45).CH3(CH2)4CH=CHCH2CH=CH(CH2)7COOH.2個の二重結合がともにシス形をとっている炭素数18の直鎖…
薬物依存症
- 知恵蔵
- 日本では、有機溶剤と覚醒剤が薬物乱用の大半を占めている。多くは好奇心による使用が、乱用のきっかけになっている。依存性薬物には、中枢神経系に…
アセチレン
- 百科事典マイペディア
- 化学式はHC≡CH。無色可燃性気体。融点−80.8℃,沸点−84.0℃。水に可溶,有機溶媒に易溶。純粋のものは無臭。化学反応性に富み,ハロゲン,ハロゲン化水…
イソオクタン イソオクタン isooctane
- 化学辞典 第2版
- 脂肪族飽和炭化水素(アルカン)の一つ.n-オクタン以外のオクタンの総称であるが,燃料では通常,2,2,4-トリメチルペンタンのことをいう.原油中に少…
抽出 チュウシュツ extraction
- 化学辞典 第2版
- 液体または固体試料に溶媒を加え,試料中の特定物質を選択的に溶媒相に移してほかの物質より分離すること.一般に,固体では抽出速度が遅いので,た…
脱色 だっしょく decolorization
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 着色液の色を除く処理をいう。油脂の脱色精製は、活性白土(フーラー土、酸性白土のような含水ケイ酸アルミニウムを主成分とする天然漂白土などを硫…
ブチルアルコール butyl alcohol
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 n-ブチルアルコール イソブチルアルコールisobutyl alcohol sec-ブチルアルコール tert-ブチルアルコール炭素数4個の脂肪族飽和ア…
極性 (きょくせい)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 化学用語。分子または化学結合において電荷分布に偏りがあるとき極性があるといい,それぞれ極性分子polar molecule,極性結合polar bondと呼ぶ。ま…
氷晶石 (ひょうしょうせき) cryolite
- 改訂新版 世界大百科事典
- 鉱物の一種。化学組成はNa3AlF6。単斜晶系に属し,通常塊状集合体として産出し,しばしば集片状に双晶をなす。{001},{110}に剝離し,断口は不規…
ペンタン ペンタン pentane
- 化学辞典 第2版
- C5H12(72.15).CH3(CH2)3CH3.5個の炭素原子が直鎖状に結合したもので,異性体であるイソペンタン,ネオペンタンと区別して,n-ペンタンとよばれるこ…
クラウンエーテル クラウンエーテル crown ether
- 化学辞典 第2版
- 次の(a)~(c)のような構造の大環状ポリエーテルの総称.環のなかに酸素原子のほか,窒素原子を含むクリプタンド類やトリシクロ化合物など多数の大環…
酢酸 サクサン acetic acid
- 化学辞典 第2版
- ethanoic acid.C2H4O2(60.05).CH3COOH.食酢の主成分で約5% 含まれている.アセトアルデヒドを酸化すると得られる.また,メタノールと一酸化炭素…
エマルジョンペイント emulsion paint
- 改訂新版 世界大百科事典
- 展色剤がエマルジョン(乳濁液)状の塗料の総称。塗料の分野ではエマルションと濁らずにいうのが普通である。通常は水性合成樹脂エマルジョン(ラテ…
半田 (はんだ) solder
- 改訂新版 世界大百科事典
- 金属接合用に使われる鑞(ろう)合金を広く〈はんだ〉と通称するが,本来は鑞合金のうち融点の低い軟鑞といわれるものを指す。〈半田〉という文字が…
溶媒 (ようばい) solvent
- 改訂新版 世界大百科事典
- 溶体をつくる媒体,すなわち溶質を溶かすのに用いる成分を溶媒という。液体と,固体または気体とからなる溶液では,液体成分を溶媒という。液体と液…
ホース hose
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 蛇管ともいう。ゴム,布などでつくった屈曲性のある管。水まきなど,自由に屈曲し,可搬性,移動性を必要とする作業に使う。最も一般的なゴムホース…
オリーブ油 おりーぶゆ olive oil
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- モクセイ科のオリーブの果実の果肉から採油される脂肪油。果実の含油量は25~60%。オリーブの主産地は、スペイン、フランス、イタリア、ギリシア、…
灯油 とうゆ kerosene
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 原油を精製して得られる各種の石油製品のうちガソリンの次に高い沸点範囲 (常圧蒸留で 150~320℃) で採取される石油留分またはその精製品をいう。比…
切削油 せっさくゆ cutting oil
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 旋盤工具類による金属の切断、研摩、穿孔(さくこう)などの際に、潤滑、冷却、防食などの目的で用いられる油。鉱油、油脂をベースとして石油スルホン…
ブタン ブタン butane
- 化学辞典 第2版
- C4H10(58.12).CH3(CH2)2CH3.4個の炭素原子が直鎖状に結合した飽和炭化水素で,異性体であるイソブタンと区別して,n-ブタンとよぶことも多い.また…
フタル酸 フタルサン phthalic acid
- 化学辞典 第2版
- 1,2-benzenedicarboxylic acid.C8H6O4(166.13).イネの馬鹿苗病菌Gibberella fujikuroiに見いだされた.工業的に,ナフタレンあるいはo-キシレンか…
テトラクロロエチレン てとらくろろえちれん tetrachloroethylene
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- エチレンCH2=CH2の水素原子を塩素原子で置き換えた化合物。正しくはテトラクロロエテンというが、一般的にテトラクロロエチレンといわれている。エー…
ニトロメタン nitromethane
- 改訂新版 世界大百科事典
- クロロホルムに似たかなり強い臭気をもつ無色の液体で,化学式CH3NO2。融点-28.37℃,沸点101.25℃。エーテル,アルコール,四塩化炭素,芳香族炭化水…
中毒性精神病 (ちゅうどくせいせいしんびょう) toxic psychosis
- 改訂新版 世界大百科事典
- アルコールやその他の嗜好品,薬物,工業用化学物質,毒キノコなどをみずからの意志でまたは誤って,不当にまたは大量に体内に入れたために起こる精…
可塑剤 カソザイ plasticizer
- 化学辞典 第2版
- 高分子材料の溶融粘度,ガラス転移温度,弾性率などを低下させて,材料に柔軟性を与えるために加えるもの.たとえば,高分子材料を可塑化するには,…