カリ花崗岩
- 岩石学辞典
- 花崗岩で斜長石を少量または全く含まない岩石として提案された名称[Johannsen : 1920].これらの岩石に対して提案されていたオルソ花崗岩(orthogr…
サナ岩
- 岩石学辞典
- 明るいダムクィエルン岩(damkjernite)に類似する噴出角礫岩である.角閃岩や交代作用を受けた花崗片麻岩などの捕獲岩を含んでいる.石基はアルカリ…
カレリア岩
- 岩石学辞典
- 曹長石に富み,石英,炭酸塩鉱物,角閃石,緑泥石,鉄鉱物の量が変化する岩石.細粒から粗粒で一般に塩基性岩石に伴われる[Vaeyrynen : 1938].フ…
バート(Thomas Fredrik Weiby Barth) ばーと Thomas Fredrik Weiby Barth (1899―1971)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ノルウェーの岩石学者。ボルソイに生まれ、オスロ大学でブレッガーWaldemar C. Brøgger(1851―1940)、ゴルトシュミットの指導を受けた。1927年「ノ…
東隈村ひがしぐまむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:筑紫郡那珂川町東隈村[現]那珂川町東隈仲(ちゆう)村の南、那珂川右岸にある。古くは熊本(隈本)村といったが、那珂川を境に西隈村と東…
モンチチェリ橄欖石 もんちちぇりかんらんせき monticellite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 橄欖石の一種。普通、粒状ないし塊状であるが、まれに短柱状の結晶がみられる。苦土橄欖石よりははるかに産出はまれであるが、接触変成作用を受けた…
イマンドライト
- 岩石学辞典
- 石英と曹長石が文象組織となり,緑泥石化した黒雲母などが伴われる岩石で,マフィック鉱物に富む縁部に囲まれた節(knot)として産出する[Ramsay : …
黒雲母花崗岩
- 岩石学辞典
- レオンハルドが黒雲母花崗岩に使用した[Leonhard : 1823].ローズは黒雲母花崗岩でオリゴクレースに富む岩石に用い[Rose : 1849],この考え方を…
河辺石 こうべいし kobeite-(Y)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 酸化鉱物の一つ。1950年(昭和25)に京都大学教授の田久保実太郎(たくぼじつたろう)(18?―1953)らによって、京都府中郡大宮町河邊(こうべ)(現、京…
斑岩 はんがん porphyry
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ポーフィリーともいう。広い意味では化学組成にかかわりなく、小さい結晶(ときにはガラスを含む)の集合体である石基と多数の斑晶からなる火成岩を…
眼球片岩
- 岩石学辞典
- 圧砕岩に伴われる岩石で,粒状化した鉱物で構成され,これらの集合体は眼球状の産状を示し,完全に再結晶した片状の条線とレンズ状の鉱物によって囲…
カオリナイト
- 百科事典マイペディア
- 高嶺石とも。カオリン鉱物の一種。普通の粘土の主成分で,Al2Si2O5(OH)4。三斜晶系と単斜晶系と2種ある。結晶は六角薄片状だが,普通は微晶で粉末…
セルブスベルク岩
- 岩石学辞典
- 細粒完晶質の半深成岩で流状組織をもち,アルカリ長石,エジリン,少量のカトフォライトまたはアルヴェゾ閃石からなる岩石で,マフィック鉱物に富み…
紫蘇輝石斑糲岩
- 岩石学辞典
- 最初はラブラドライトと斜方輝石からなり,ダイレージ,角閃石,雲母などを含む塩基性深成岩に付けられた名称[Esmark : 1823].ローゼンブッシュは…
脈石【みゃくせき】
- 百科事典マイペディア
- 鉱石とともに鉱床を形成する鉱物で,経済的に無価値なもの。石英,方解石,長石,輝石,雲母などがおもな脈石鉱物である。同じ鉱物が産出量や鉱床の…
脈石 みゃくせき gangue mineral
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 鉱床を形成する鉱物のなかで鉱石としての経済価値のない鉱物。鉱石と脈石との間に厳密な区別があるわけではなく,同じ鉱物でも採掘の対象となるとき…
西隈村にしぐまむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:筑紫郡那珂川町西隈村[現]那珂川町西隈後野(うしろの)村の南、那珂川左岸にある。岩戸(いわど)往還が通っていた。古くは熊本(隈本)…
カイウエケ岩
- 岩石学辞典
- 斜長石を含む暗色のNa-粗面岩,あるいは橄欖(かんらん)石を含むアルカリ粗面岩または粗面安山岩で,おおよそラルヴィカイト組成の火山岩に対応する.…
セラミックス ceramics
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 窯業で生産される製品の総称。たとえば陶磁器,ガラス,ほうろう,耐火物,サーメット,研磨剤など。製陶術,窯業そのものを意味することもある。粘…
лу́нн|ый
- プログレッシブ ロシア語辞典(露和編)
- [形1]〔lunar〕月の;月明かりで照らされた‐лу́нная но́чь|月夜//лу́нный календа́рь|太陰暦‐лу́нное затме́ние|月食‐лу́нная доро́жка|一筋の月…
定八窯跡さだはちがまあと
- 日本歴史地名大系
- 三重県:阿山郡阿山町丸柱村定八窯跡[現]阿山町丸柱丸柱(まるばしら)の中央部にあり、貞八窯とも書く。現当主がこの窯跡の地に貞八窯を継承して…
ジョセフ岩
- 岩石学辞典
- 長石を含まないランプロファイア[Szadeczky : 1899, Tröger : 1935].橄欖(かんらん)岩または橄欖石輝岩が変質したもので,エジプトのアスワ…
ダムクィエルン岩
- 岩石学辞典
- 斑状の含方解石─黒雲母輝岩.斑晶は黒雲母とチタンオージャイトで,細粒の石基から構成されている[Brögger : 1921].優黒質の含斜長石─黒雲母…
電気石花崗岩
- 岩石学辞典
- 電気石を含む斑状黒雲母花崗岩で,大きな赤い正長石が暗色の石基に含まれるもの[Pisani : 1864].電気石は針状結晶が放射状の車輪状になって間を石…
はんれい‐がん【斑糲岩】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 斜長石、輝石、橄欖石、角閃石などを主成分とする塩基性深成岩の総称。約五〇パーセントの二酸化珪素を含有する。含有鉱物の量比によって…
かせい‐がん(クヮセイ‥)【火成岩】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 岩石を三大別した一つ。地球内部に溶解しているマグマ(岩漿(がんしょう))が、地中で、あるいは地殻の弱い所から噴出して地表で冷却凝固…
アーレンダール Arendal
- 改訂新版 世界大百科事典
- ノルウェー南部の東アグデル州南部の都市。スカゲラク海峡に面し,人口3万1182(2006)。1528年にオランダへの木材積出地として記録に現れ,発展を続…
石灰質
- 岩石学辞典
- 炭酸カルシウムを主成分として構成される岩石に用いる[Hatch : 1888].石灰質の堆積岩起源の岩石が変成作用を受けた場合に,純粋なCaCO3である場合…
ソーダ花崗岩
- 岩石学辞典
- Na量がK量よりも顕著に多い花崗岩をいう一般名で,多量の曹長石を含む[Haughton : 1856].Na-輝石やNa-角閃石が含まれる場合もある.通常,火成岩…
ペグマタイト鉱床 ぺぐまたいとこうしょう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 石英、アルカリ長石、黒雲母(くろうんも)、金雲母などの大きな結晶(径数センチメートルから数十センチメートル、ときに数メートルに達することもあ…
リューサイト leucite
- 改訂新版 世界大百科事典
- 白リュウ(榴)石ともいう。化学組成KAlSi2O6,準長石類に分類される鉱物。約605℃を転移点に高温型は等軸,低温型は正方晶系(偽等軸晶系)。ふつう…
煌斑岩
- 岩石学辞典
- ランプロファイアは優黒質の特徴的な脈岩にギムベルが命名したもので,この中の岩石には黒雲母片が多量に含まれてきらめく外観を呈しているものが含…
セラミサイト
- 岩石学辞典
- 鹿児島県桜島の菫青石を含むガラス質流紋岩の火山性放出塊などの陶磁器に似た岩石の総称[Koto : 1913].代表的な岩石には曹長石,サニディン(含ま…
石英縁
- 岩石学辞典
- ある種の珪長斑岩状(felsophyric)な斑岩(porphyry)の石英結晶に用いられた語で,これらの結晶は中心の結晶とはほとんど同時消光するわずかに乱れ…
森下雨村 (もりした-うそん)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1890-1965 大正-昭和時代の編集者,小説家。明治23年2月23日生まれ。博文館にはいり,大正9年「新青年」の創刊とともに編集長となる。海外の探偵小説…
mineralogìa
- 伊和中辞典 2版
- [名](女)鉱物学. →[用語集]MINERALOGIA MINERALOGIA 鉱物学 cristallografia 結晶学. geochimica 地球化学. petrografia 記載岩石学. petrologia …
研磨材 ケンマザイ abrasive
- 化学辞典 第2版
- あらすり(grinding),ラッピング(lapping),磨き(polishing)で表面物質を取り去るための物質,または切削用の砥石や盤をつくるのに用いる固い物質.…
コランダム閃長岩
- 岩石学辞典
- 多量のコランダムを含む閃長岩.ウラル地方の岩石はマイクロパーサイト,コランダム(15~20%),少量の黒雲母および石英を含んでいる[Morozewicz …
レンズ状輝緑岩
- 岩石学辞典
- 動力変成作用を受けた輝緑岩またはドレライトで,圧砕され剪断されてレンズ状の塊となった岩石.このレンズ状塊は,細粒化され再結晶した物質の波状…
正規アルカリ型花崗岩
- 岩石学辞典
- 大陸のドーム地域あるいはリフト地域への準火山岩性の貫入岩体.複成的な岩株や,環状岩脈を形成し,ときに閃長岩質な岩石を伴っている.マグマ性の…
バグ岩系列
- 岩石学辞典
- 暗色細粒の岩石で中性斜長石,ハイパーシン,および石英を主としたハイパーシン・トナル岩の系列に付けた名称[Besborodko : 1931].この範囲はエピ…
トンスタイン
- 岩石学辞典
- ドイツで最初に使用された語で,粗面岩あるいはフェルサイトのような長石に富む岩石が変質したものを指すが,後に細粒緻密で葉理がない岩石で,石炭…
とう‐じき(タウ‥)【陶磁器】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 粘土を主とする陶石・絹雲母・長石・石灰石・珪石・ドロマイトなどの原料鉱物の粉末を水で練り、成形・焼成してつくった焼結製品の総称。…
閃光 せんこう schillerization
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 鉱物の結晶をある方向から見ると,表面からの反射光でなく,内部からの青白い光を観察することがある。これを閃光という。閃光の見える角度範囲はあ…
横根沢石 よこねざわいし
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 静岡県伊豆の国市北江間字横根沢で採石される安山岩の石材名。伊豆箱根鉄道駿豆(すんず)線韮山(にらやま)駅西方に分布する貫入岩体で、おもに斜長石…
サイエナイド
- 岩石学辞典
- 完晶質で中粒から粗粒の火成岩で,一種類か複数の長石と一種類か複数の黒雲母,輝石,角閃石を含むものを指す名称.一般に黒雲母と角閃石で,有色鉱…
太平洋岩
- 岩石学辞典
- ノルム値のネフェリンがあるアルカリ玄武岩であるが,鉱物組成にネフェリンは観察されない.過剰のアルカリとアルミナはカーネギアイト分子として斜…
ヘレフリンタ hälleflinta
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 微細な石英,斜長石を主成分鉱物とする緻密な変成岩。化学組成のうえでは流紋岩にほぼ対応する。中南部スウェーデンでは片麻岩,石灰岩と互層するの…
いし‐こ【石粉】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 石を粉にしたもの。① 長石の粉末。陶磁器の原料に用いる。② 寒水石または石灰岩の粉末。人造石の原料、またはタイル、大理石の目地に用い…
円上島 まるがみじま
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 香川県西部、燧灘(ひうちなだ)に浮かぶ島。観音寺(かんおんじ)市に属す。観音寺港の北西20キロメートルの無人島で、面積0.12平方キロメートル。全島…