グアニン ぐあにん guanine
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- プリン環構造をもつ複素環式化合物の一種で、2-アミノ-6-ヒドロキシプリンである。生物体内ではグアノシン三リン酸(GTP)や核酸などの重要な生体物…
テトロドトキシン てとろどときしん tetrodotoxin
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アルカロイド系の毒素。化学式C11H17N3O8で表される。フグ毒としてもっとも有名な毒素で、フグの卵巣および一部肝臓にも含まれる毒の主要成分。フグ…
圧力温度配列
- 岩石学辞典
- 変成分帯を行った各帯の最高変成度は温度圧力図上でそれぞれある限定された領域で表され,各点を結ぶ線を温度圧力配列という.この線は同一時刻の地…
カルミン酸
- 栄養・生化学辞典
- C22H20O13 (mw492.39). 赤色の色素で,コチニールという色素の主成分.コチニールはカイガラムシ科のエンジムシ[Dactylopius coccus]という…
混合【こんごう】
- 百科事典マイペディア
- 二つ以上の不均質な成分に適当な操作を加えて均質なものにすること。混合速度は大きいが均質性の悪い移動混合,均質性はよいが混合速度の小さい拡散…
顎下腺【がっかせん】
- 百科事典マイペディア
- 唾液(だえき)腺の一つで,左右1対,下顎骨の内面に接して口腔底にある。その分泌物を集めた顎下腺管は舌下腺の導管とともに舌下面の正中腺の左右に…
ビャクダン(白檀)油【びゃくだんゆ】
- 百科事典マイペディア
- ビャクダンの根および材を細片とし加圧水蒸気蒸留して得られる精油。サンタロールを主成分とする淡黄色のねばりのある液体で,特有の芳香をもつ。東…
紅安鉱(データノート) こうあんこうでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 紅安鉱英名kermesite化学式Sb2S2O少量成分報告なし結晶系単斜硬度1~1.5比重4.69色暗赤光沢新鮮なものは金剛。空気中で表面が錆びると亜金属条痕暗赤…
けい‐がん【珪岩】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 石英を主成分とした変成岩で、チャート、石英質の砂岩などから変成してできたもの。色は白が多く、堅硬緻密、ハンマーなどで打つと火花が…
鯨油 ゲイユ whale oil
- 化学辞典 第2版
- クジラの脂肉や骨などから煮取法または煎取法によって得られる.主成分はゾーマリン酸,オレイン酸,鯨油酸,イワシ酸,パルミチン酸などのグリセリ…
アベッセド岩
- 岩石学辞典
- 橄欖(かんらん)岩の一種で,雲母角閃石橄欖岩と同義.北西ポルトガル,ブラガンザ(Braganza)地方のアベッセド(Abessedo)鉱山に産出する岩石.橄…
Nアセチルガラクトサミン
- 栄養・生化学辞典
- C8H15NO6 (mw221.21). 2-アセトアミド-2-デオキシガラクトース,N-アセチルコンドロサミンともいう.GalNAcと略す.ヘキソサミンの一種である…
高脂血症
- 生活習慣病用語辞典
- 血液中にコレステロールや中性脂肪などの脂肪分が異常に増える状態のことで、自覚症状はほとんどありません。脂肪分 (脂質) は生きていく上で必要な…
輝水鉛鉱(データノート) きすいえんこうでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 輝水鉛鉱英名molybdenite化学式MoS2少量成分Cu,Fe,Re,Se結晶系六方,三方硬度1~1.5比重5.00色鉛灰光沢金属条痕鉛灰劈開一方向に完全(「劈開」の項…
紅鉛鉱(データノート) こうえんこうでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 紅鉛鉱英名crocoite化学式Pb[CrO4]少量成分―結晶系単斜硬度2.5~3比重6.10色深橙黄,赤,黄光沢金剛~ガラス条痕橙黄劈開二方向にやや明瞭(「劈開」…
自然白金(データノート) しぜんはっきんでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 自然白金英名platinum化学式Pt少量成分Ir,Os,Pb,Fe,Cu,Rh,Ru,Pd,Au,Ni結晶系等軸硬度4~4.5比重14~19;21.5(純粋なもの)色鋼灰白光沢金属条痕灰劈…
車骨鉱(データノート) しゃこつこうでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 車骨鉱英名bournonite化学式CuPbSbS3少量成分As,Ag,Zn,Fe結晶系斜方(直方)硬度2.5~3比重5.84色鋼灰光沢金属条痕鉄黒劈開無(「劈開」の項目を参照…
ジュモルチ石(データノート) じゅもるちせきでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ジュモルチ石英名dumortierite化学式Al7(BO3)(SiO4)3O3少量成分Fe,Mg結晶系斜方硬度7~8比重3.4色赤紫,藤,橙光沢ガラス,土状,絹糸条痕白劈開一方…
ソーダライト(データノート) そーだらいとでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ソーダライト英名sodalite化学式Na4(Al3Si3O12)Cl少量成分K,S結晶系等軸硬度5.5~6比重2.1~2.3色青,緑,白,灰,ピンク光沢ガラス条痕白劈開無(「…
チリ硝石(データノート) ちりしょうせきでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- チリ硝石英名nitratine化学式Na[NO3]少量成分K結晶系三方硬度1.5~2比重2.26色無、白光沢ガラス条痕白劈開三方向に完全(「劈開」の項目を参照)その…
天青石(データノート) てんせいせきでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 天青石英名celestite化学式Sr[SO4]少量成分Ca,Ba結晶系斜方(直方)硬度3~3.5比重3.98色無、白、淡青灰、淡青光沢ガラス条痕白劈開一方向に完全、二…
ペントランド鉱(データノート) ぺんとらんどこうでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ペントランド鉱英名pentlandite化学式(Fe,Ni)9S8少量成分Co,Ag,Cu,Pd結晶系等軸硬度3.5~4比重4.6~5.0色淡真鍮黄光沢金属条痕真鍮褐劈開無。四方向…
燐鉄鉱(データノート) りんてっこうでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 燐鉄鉱英名strengite化学式Fe3+[PO4]・2H2O少量成分Al結晶系斜方(直方)硬度3.5比重2.84色淡紫、紅、淡緑、白、無色光沢ガラス条痕白劈開一方向に良…
輝銀銅鉱(データノート) きぎんどうこうでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 輝銀銅鉱英名stromeyerite化学式AgCuS少量成分Au,Pb,Fe,Se結晶系斜方(直方)硬度2.5~3比重6.33色暗鋼灰。錆びると青色味を帯びる光沢金属条痕鋼灰…
ファーマコライト(データノート) ふぁーまこらいとでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ファーマコライト英名pharmacolite化学式CaH[AsO4]・2H2O少量成分P,Fe3+,Mg結晶系単斜硬度2~2.5比重2.70色無,白光沢ガラス。劈開面上では真珠条痕…
メリディアニ石(データノート) めりでぃあにせきでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- メリディアニ石英名meridianiite化学式Mg[SO4]・11H2O少量成分Na,Ca,K,Sr結晶系三斜硬度粉末状物質の集合のため,硬度は未測定比重1.80色白光沢ガラ…
抗受精素 こうじゅせいそ antifertilizin
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ウニの精子から得られる受精物質アンドロガモンのうちの一成分。ウニの卵から出される受精物質のジノガモン IIを中和し,卵ゼリーを溶解する働きをも…
麻実油 あさみあぶら hempseed oil
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- タイマの種子からとった油。亜麻仁油に酷似しているが,含まれるヨウ素価が比較して低く,乾燥性も劣る。成分はリノール酸,リノレン酸,オレイン酸…
じゅうりょう‐ぶんせき(ヂュウリャウ‥)【重量分析】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 定量分析の一種。試料中から純物質を分離し、化学天秤などで重さをはかり、全体の中の成分の割合を求めるもの。純物質を分離する方式によ…
にょう‐けっせき(ネウ‥)【尿結石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 尿中の成分が腎臓、膀胱(ぼうこう)などの内部に沈殿して生じたもの。大きいのを尿結石、細かいのを尿礫(にょうれき)、粉末状のを尿砂とい…
ゼロ‐ひょうじ〔‐ヘウジ〕【ゼロ表示】
- デジタル大辞泉
- 1 計算や測定の結果がゼロと示されること。また、計器がゼロを示していること。2 食品の栄養表示で、その成分が微量の場合は「ゼロ」「無~」と表…
共沸【きょうふつ】
- 百科事典マイペディア
- 数種の液体成分からなるある種の溶液を蒸留するとき,ある一定温度,一定組成の点で溶液の組成と蒸気の組成が等しくなり,沸点がそこで最高または最…
けっせい‐マーカーけんさ【血清マーカー検査】
- デジタル大辞泉
- 妊婦から採取した血液の成分を測定し、胎児に異常があるかどうかを推定する検査。母子血清マーカー検査。母体血清マーカー検査。[補説]胎児がダウン…
免疫血清【めんえきけっせい】
- 百科事典マイペディア
- 伝染病の診断・治療(血清療法)に用いる抗毒素血清と抗菌血清の総称。血清に含まれる抗体が有効成分。血清療法に用いる血清の多くはウマの血清で,…
セネガ根【セネガこん】
- 百科事典マイペディア
- 北米中部原産,イトヒメハギ科のセネガまたはヒロハセネガの根。去痰(きょたん)薬で,有効成分はサポニン配糖体。乾性〜湿性気管支炎,肺炎などの気…
シクロパラフィン
- 百科事典マイペディア
- ミクロアルカンとも。一般式C(/n)H2(/n)で表される環式の飽和炭化水素の総称。環状構造のパラフィン(アルカン)という意味。石油工業ではナフテンと…
アミノ糖【アミノとう】
- 百科事典マイペディア
- 糖の水酸基がアミノ基で置換された物質の総称。おもなものにグルコサミンやガラクトサミンなどがある。生物界には遊離の形でも存在するが,多くは多…
龍角散
- デジタル大辞泉プラス
- 株式会社龍角散が販売する鎮咳去痰薬。1925年販売開始。アセトアミノフェンなどの成分とカンゾウ(甘草)などの生薬を配合。代表的な去痰薬のひとつ…
ラノリン
- 百科事典マイペディア
- 羊毛蝋(ろう),羊毛脂とも。羊毛の表面に付着する蝋状物質を精製したもの。成分はコレステリン,ラノステリン,アグノステリンなど高級脂肪酸のエス…
1,4-ヘキサジエン ヘキサジエン 1,4-hexadiene
- 化学辞典 第2版
- C6H10(82.15).CH2=CHCH2CH=CHCH3.おもにコバルト系錯体触媒を用い,ブタジエンとエテンを共重合して合成される.無色の液体.沸点72.3~72.5 ℃.0.…
ゲンチアナ
- 百科事典マイペディア
- 生薬。ヨーロッパ中南部高地に自生するリンドウ科の植物ゲンチアナ・ルテアの根および根茎を乾燥したもの。主成分は苦味配糖体ゲンチオピクリンで,…
ぞうせい‐おんせん〔ザウセイヲンセン〕【造成温泉】
- デジタル大辞泉
- 地下水・水道水と火山性ガスを混合して作る温泉。大涌谷おおわくだにのものが有名。[補説]温泉法では、地中から湧出する水蒸気その他のガス(炭化水…
シャグマアミガサタケ Gyromitra esculenta
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 子嚢菌類チャワンタケ目ノボリリュウ科。頭部は径5~8cm,高さ4~8cmで,細かい皺があるので脳のような形をしている。柄はすこぶる太い。多くは春発…
コリアンダー油 コリアンダーユ coriander oil
- 化学辞典 第2版
- セリ科のCoriandrum sativumの実から得られる芳香油.0.870~0.885.1.463~1.476.主成分としてα-ピネン,リナロール,ゲラニオールなどを含む.せ…
綿実油 メンジツユ cotton-seed oil
- 化学辞典 第2版
- 綿の種子(含油量15~25%)を圧搾すると得られる半乾性の脂肪油.主成分はオレイン酸基(30~35%),リノール酸基(41~45%),パルミチン酸基を含む混…
苦礬ざくろ石(データノート) くばんざくろいしでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 苦礬ざくろ石英名pyrope化学式Mg3Al2Si3O12少量成分Fe,Mn,Cr,Ca結晶系等軸硬度7~7.5比重3.5~3.8色白,淡桃,紫赤,桃赤,深赤光沢ガラス条痕白劈開…
蒼鉛土(データノート) そうえんどでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 蒼鉛土英名bismite化学式α-Bi2O3少量成分最近の分析値は与えられていない結晶系単斜硬度>4比重9.36色帯灰緑~緑黄光沢合成物は亜金剛。天然物は土状…
サリチル酸メチル サリチルさんメチル methyl salicylate
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- サリチル酸のメチルエステル。精油の冬緑油や白樺皮油の主成分。強い香気をもつ無色の液体である。沸点 224℃。ガムやアイスクリームなど食品用フレー…
血清 (けっせい) serum
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 血清と血漿 血清の成分ヒトや脊椎動物の血液中の主要液体部分を指す。なお,開放血管系をもつ無脊椎動物のこれに相当するものは血リンパ…
重量分析 (じゅうりょうぶんせき) gravimetric analysis
- 改訂新版 世界大百科事典
- 一定の組成をもつ物質を生成させ,その質量を測定することにより目的成分の定量を行う分析法。質量という基本単位による測定であるため,絶対分析法…