かしょ‐の‐くに〔クワシヨ‐〕【華×胥の国】
- デジタル大辞泉
- 《「列子」黄帝から》中国の黄帝が夢の中で見たという、無為自然で治まる理想の国。太平の国。
カスタリア‐の‐いずみ〔‐いづみ〕【カスタリアの泉】
- デジタル大辞泉
- 《Kastalia krini/Κασταλία κρήνη》ギリシャ中部、パルナソス山麓の古代都市デルフォイにあった霊泉。巫女みこや神託に訪れた参拝者が身を清めたと…
かすみ‐の‐ころも【×霞の衣】
- デジタル大辞泉
- 1 たちこめた霞を、衣に見立てていう語。「山桜―厚く着てこの春だにも風つつまなむ」〈山家集・上〉2 《「かすみ」に「墨」を掛けて》墨染めの衣。…
かぜ‐の‐け【風‐邪の気/風の気】
- デジタル大辞泉
- 「風邪気かぜけ1」に同じ。「―が抜けない」
型かたの如ごとく
- デジタル大辞泉
- 慣例どおりに。「型の如く来賓のあいさつがある」
しし‐の‐ざ【×獅子の座】
- デジタル大辞泉
- 《獅子は百獣の王であるように、仏は人中で最も尊いものであるところから》仏の座る所。また、高徳の僧などの座する所。獅子座。
しし‐の‐つの【▽鹿の角】
- デジタル大辞泉
- 鹿しかの角。また、特に、鹿の角を材料とするところから、ばくち用のさいころ。「鹿の角を揉もむ」の形で、ばくちに興じる意に用いる。「この間は―を…
しし‐の‐まる【×獅子の丸】
- デジタル大辞泉
- 獅子を円形に文様化したもの。織物・染め物・刺繍ししゅうのほか、染め革文様として馬具や武具に用いられた。
クッタジュコフスキー‐の‐ていり【クッタジュコフスキーの定理】
- デジタル大辞泉
- 《Kutta-Zhukovskij theorem》完全流体の一様な流れの中にある物体にはたらく揚力に関する定理。流れに対して垂直にはたらく揚力Lは、流体の密度ρ、…
グッタペルカ‐の‐き【グッタペルカの木】
- デジタル大辞泉
- アカテツ科の常緑高木。東南アジアからニューギニア地方に産し、樹液からグッタペルカをとる。
くつ‐の‐こ【×沓の子】
- デジタル大辞泉
- 沓の底に打ち並べた釘くぎ。
くに‐の‐おや【国の親】
- デジタル大辞泉
- 1 天皇。また、太上天皇。「―となりて、帝王の上なき位に」〈源・桐壺〉2 皇后。また、天皇の生母。国母こくも。「―ともて騒がれ給ひ」〈紫式部日…
くに‐の‐はな【国の花/国の華】
- デジタル大辞泉
- 1 国を代表する花。国花。2 国の誇りとなるもの。3 文章の美称。
声こえの限かぎり
- デジタル大辞泉
- ありったけの大声で。声を限りに。「声の限り叫び続ける」
ごか‐の‐しらべ【五箇の調べ】
- デジタル大辞泉
- 琴きんの5種類の弾き方。また、その調子。掻手かいで・片垂かたたり・水宇瓶すいうびょう・蒼海波そうがいは・雁鳴がんめいの五つ。筑紫箏つくしごと…
こくみん‐の‐しゅくじつ【国民の祝日】
- デジタル大辞泉
- 国民一般の公的な祝い日。昭和23年(1948)7月制定の「国民の祝日に関する法律」および同法律のその後の改正によって定められた休日。→ハッピーマン…
こけ‐の‐いおり〔‐いほり〕【×苔の×庵】
- デジタル大辞泉
- 苔の生えた古いいおり。転じて、僧・隠者などの住む粗末な住まい。こけのいお。「まれに来て聞くだに悲し山がつの―の庭の松風」〈金槐集・下〉
こけ‐の‐ころも【×苔の衣】
- デジタル大辞泉
- 1 地を覆う苔を衣にたとえていう語。こけごろも。「白露の朝あした夕べにおく山の―は風もさはらず」〈新古今・雑中〉2 僧・隠者などの着る粗末な衣…
こころ‐の‐うら【心の▽占】
- デジタル大辞泉
- 心の中で未来を推察すること。推量。予想。「さかしき人の―どもにも、物問はせなどするにも」〈源・薄雲〉
こころ‐の‐おに【心の鬼】
- デジタル大辞泉
- 1 ふと心に思い当たる良心の呵責かしゃく。「かたはらいたく、―出で来て、言ひにくくなり侍りなむ」〈枕・一三五〉2 心の奥に潜んでいるよこしまな…
こころ‐の‐こおり〔‐こほり〕【心の氷】
- デジタル大辞泉
- 不安や心配事などの解けがたい状態を氷にたとえていう語。心のしこり。「忠兵衛は世を忍ぶ―三百両」〈浄・冥途の飛脚〉
こころ‐の‐さる【心の猿】
- デジタル大辞泉
- 《「心猿」を訓読みにした語》煩悩ぼんのうが激しく抑えがたいことを、落ち着きのない猿にたとえていう語。→意馬心猿いばしんえん「―の悪戯にて縺初…
こころ‐の‐せき【心の関】
- デジタル大辞泉
- 1 思いが通じないで滞ることを関所にたとえていう語。「憂き人の―にうちも寝で夢路をさへぞ許さざりける」〈新千載・恋二〉2 心の中で念じてせき止…
こころ‐の‐つき【心の月】
- デジタル大辞泉
- 《「心月」を訓読みにした語》悟りが開けた境地を月にたとえていう語。清く明らかで迷いのない心。「いかでわれ―をあらはして闇に惑へる人を照らさむ…
こころ‐の‐みず〔‐みづ〕【心の水】
- デジタル大辞泉
- 心の清濁や深浅などを水にたとえていう語。「思ひやれ―の浅ければかきながすべき言の葉もなし」〈詞花・雑下〉
こずえ‐の‐はる〔こずゑ‐〕【×梢の春】
- デジタル大辞泉
- 梢に花が咲き、いかにも春めくころ。梢のさまに感じられる春。
ごせち‐の‐つぼね【五節の▽局】
- デジタル大辞泉
- ⇒五節所ごせちどころ
こと‐の‐くみ【琴の組/×箏の組】
- デジタル大辞泉
- 箏ことの組歌。「―などは上代のままにて」〈鶉衣・音曲説〉
こと‐の‐ほか【殊の外】
- デジタル大辞泉
- [副]1 予想と、かなり違っているさま。思いのほか。案外。意外。「殊の外よい記録が出た」2 程度が際立っているさま。格別。とりわけ。「今年は…
こと‐の‐よし【事の由】
- デジタル大辞泉
- 理由。わけ。しさい。「―を陳じ申させ給ひて」〈平家・二〉
ことば‐の‐あや【言葉の×綾】
- デジタル大辞泉
- 微妙な意味あいを表したり、事のついでに付け加えたりする、巧みな言葉の言い回し。「言葉の綾でそう言ったまでだ」
ことばのたまのお〔ことばのたまのを〕【詞の玉緒】
- デジタル大辞泉
- 江戸中期の語学書。7巻。本居宣長もとおりのりなが著。安永8年(1779)成立。「てにをは紐鏡ひもかがみ」の解説書。
ことば‐の‐はな【言葉の花】
- デジタル大辞泉
- 1 美しい言葉。華やかに飾った言葉。「なほざりの―のあらましを待つとせし間に春も暮れぬる」〈風雅・雑上〉2 和歌。「家々のもてあそびものとして…
ことば‐の‐はやし【言葉の林】
- デジタル大辞泉
- 言葉の数が多いことを林にたとえた語。詞林。「―も老木になりて、花の思ひも忘れにけり」〈栄花・駒競べの行幸〉
たから‐の‐やま【宝の山】
- デジタル大辞泉
- 1 宝物のたくさんある山。また貴い山。2 大きな利益が得られたり、かねてからの願い事が実現したりする、いい機会。
たくづの‐の【×栲▽綱の】
- デジタル大辞泉
- [枕]コウゾで作った綱が白いところから、「しろ」「しら」にかかる。「―新羅しらきの国ゆ」〈万・四六〇〉
多生たしょうの縁えん
- デジタル大辞泉
- この世に生まれ出るまで、何度も生死を繰り返している間に結ばれた因縁。前世で結ばれた縁。「袖振り合うも多生の縁」[補説]「他生の縁」とも書く。
伊達だての薄着うすぎ
- デジタル大辞泉
- 厚着をすると格好が悪くなるので寒くても見えをはって薄着をすること。
たに‐の‐と【谷の戸】
- デジタル大辞泉
- 谷の入り口。谷口。「―を閉ぢや果てつるうぐひすの待つに音せで春も過ぎぬる」〈拾遺・雑春〉
総領そうりょうの甚六じんろく
- デジタル大辞泉
- 長子は大事に育てられるので、その弟妹よりもおっとりしていたり、世間知らずであったりするということ。
そで‐の‐こおり〔‐こほり〕【袖の氷】
- デジタル大辞泉
- 涙にぬれた袖がこおること。悲しみに閉ざされた心のたとえ。「よそにても、思ひだにおこせ給はば、―も溶とけなむかし」〈源・真木柱〉
そで‐の‐わかれ【袖の別れ】
- デジタル大辞泉
- 男女が互いに重ね合った袖を解き放して別れること。きぬぎぬの別れ。「白たへの―は惜しけども思ひ乱れて許しつるかも」〈万・三一八二〉
対岸たいがんの火事かじ
- デジタル大辞泉
- 《向こう岸の火事は、自分に災いをもたらす心配のない意から》自分には関係がなく、なんの苦痛もないこと。対岸の火災。[類語]無関係・局外・無縁・…
だいご‐の‐はなみ【醍醐の花見】
- デジタル大辞泉
- 慶長3年(1598)豊臣秀吉が醍醐寺の三宝院で開いた花見の宴。
だんのうら‐の‐たたかい〔‐たたかひ〕【壇ノ浦の戦い】
- デジタル大辞泉
- 寿永4年(1185)壇ノ浦で行われた源平最後の合戦。平氏は源義経を総大将とする源氏の軍に敗れ、安徳天皇は二位尼(平時子)とともに入水、大将平宗盛…
ちしゃ‐の‐き【萵=苣の木】
- デジタル大辞泉
- 1 ムラサキ科の落葉高木。西日本の低山に自生。樹皮は紫色を帯び、葉はカキに似る。初夏、白色の小花が多数密集して咲く。庭木にもされ、材を家具・…
ち‐の‐あせ【血の汗】
- デジタル大辞泉
- 大変な苦しみや努力をしたときに出る汗のたとえ。「血の汗を流して稼ぐ」
ちゃくい‐の‐いわい〔‐いはひ〕【着衣の祝(い)】
- デジタル大辞泉
- ⇒産衣うぶぎの祝い
つま‐の‐こ【▽夫の子/妻の子】
- デジタル大辞泉
- 夫婦などが、互いに相手を親しんで呼ぶ語。「佐保渡り我家わぎへの上に鳴く鳥の声なつかしき愛はしき―」〈万・六六三〉
つめ‐の‐しろ【詰の城】
- デジタル大辞泉
- 二の丸や三の丸に対して、本丸。また、出城でじろに対して、根城ねじろ。つめのじょう。