がくがく（読み）ガクガク

デジタル大辞泉

がく‐がく

［副］(スル)
１ 固定されていないで緩んでいるさま。ぐらぐら。「奥歯ががくがくする」
２ 寒さや恐ろしさ、疲労などで、からだの一部が小刻みに震えるさま。「脚ががくがく（と）震える」「ひざががくがくする」
［形動］
１ 1に同じ。「机のあしががくがくになる」
２ 2に同じ。「ひざががくがくになる」
［アクセント］はガクガク、はガクガク。
[類語]がたがた・ぶるぶる・わなわな・ひくひく・びくびく・ぴくぴく・びくり・ぴくり・ぎっくり・どきん・どきどき・どきっと・はらはら・あっと・はっと・ぎょっと・ぎくりと・どきりと・ひやり・総毛立つ・背筋が寒くなる・ぞっとする・肌に粟を生じる・身の毛がよだつ・鳥肌が立つ・ひやっと・冷や汗・冷汗三斗・寒心・慄然

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

がく‐がく

[1] 〘副〙 物がしっかり静止、固定していないで、ゆるんで動きやすくなっているさま、または小刻みにふるえるさまを表わす語。〔ロドリゲス日本大文典（1604‐08）〕

※滑稽本・七偏人（1857‐63）五「膝ががくがくして震へがちっとも止りゃアしねへ」

[2] 〘形動〙 物がゆるんで動きやすくなっているさま。

※江戸から東京へ（1925）〈矢田挿雲〉一二「やっとこさあでザルをはづしてやった。丸髷がガクガクになった」

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【】がくがく

きびしいさま。〔法言、問神〕夏の書は渾渾爾(こんこんじ)たり。の書は爾(かうかうじ)たり。の書は爾たり。より下るは、その書(はげ)しからんか。

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【】がくがく

悪事をはたらく。〔書、益稷〕慢を是れ好み、傲を是れ作(な)し、晝夜と罔(な)くたり。

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出典　平凡社「普及版 字通」