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飯屋 メシヤ

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デジタル大辞泉の解説

めし‐や【飯屋】

大衆向きの簡単な食事をさせる店。

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世界大百科事典 第2版の解説

めしや【飯屋】

飯や惣菜で手軽に食事をさせる店。飯を丼などに盛切りにしたので,一膳飯屋とも呼んだ。江戸では明暦の大火(1657)後,浅草金竜山(待乳(まつち)山)の茶店が奈良茶と銘打って,茶飯に豆腐汁,煮しめ,煮豆などを添えて売り出して評判になった。《西鶴置土産》(1693)によると,当時京坂にはまだこうした種類の便利な店は存在せず,《守貞漫稿》はこの奈良茶が日本の食店(飯屋)の元祖であろうといっている。しかし,大火後の江戸には復興事業のために大量の労働人口が地方から流入しており,そうした人々を対象として飯を売る煮売屋ができたことも考えられる。

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大辞林 第三版の解説

めしや【飯屋】

簡単な食事を供する店。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

飯屋
めしや

1630年代に、京には、路傍などで食器に飯を盛り切りにした一膳(いちぜん)飯を、庶民相手に食べさせる一膳飯屋があった。また、1657年(明暦3)の江戸大火以後に浅草で奈良茶漬(ちゃづけ)飯を食べさせる茶屋の茶漬飯屋ができた。19世紀に入ると、江戸、大坂、京で茶漬飯屋や一膳飯屋が繁盛した。旅籠(はたご)屋などでも一膳盛りという下直(げじき)な昼食を出すようになった。多く都市下層民を対象としていた。1890年代には、居酒屋と並んで、車夫、土方、小商人らを顧客とし、飯屋は一膳飯屋として下等な飲食店のこととなった。都市の盛り場や場末に多くでき、縄暖簾(のれん)、軒行灯(あんどん)に安売りの看板を下げていた。そのころの献立は丸三蕎麦(そば)、深川飯、馬肉飯、煮込み、焼きとり、田舎(いなか)団子などである。このほか細民を相手とした飯の量り売りの残飯(ざんぱん)屋もあった。1910年代に入ると、飯屋とは簡単な食事を賄う簡易食堂をさすようになった。[遠藤元男]
『松原岩五郎著『最暗黒の東京』(1893・民友社/復刻版・1980・現代思潮社)』

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