オーリック

デジタル大辞泉 「オーリック」の意味・読み・例文・類語

オーリック(Georges Auric)

[1899~1983]フランス作曲家。ドビュッシーに対抗して新運動を起こした「六人組」の一人。軽妙で洗練された作風で、映画音楽バレエ音楽劇音楽活躍

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精選版 日本国語大辞典 「オーリック」の意味・読み・例文・類語

オーリック

  1. ( Georges Auric ジョルジュ━ ) フランスの作曲家。「六人組」の一人で、映画、バレエ、劇音楽などを作曲。(一八九九‐一九八三

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百科事典マイペディア 「オーリック」の意味・わかりやすい解説

オーリック

フランスの作曲家。パリ音楽院(コンセルバトアール)でオネゲルミヨーと知り合い,スコラ・カントルムダンディに学ぶ。〈六人組〉に最年少のメンバーとして参加し,バレエ・リュッスのために書いた《うるさがた》(1924年),《水夫》(1925年)などのバレエ音楽で名声を獲得。また,劇音楽や映画音楽に才能を発揮した。以後の代表作に,《ピアノ・ソナタ》(1931年),ラシーヌの戯曲によるバレエ音楽《フェードル》(1950年),《2台のピアノのためのパルティータ》(1955年),連作《イマジネ》(1965年−1973年)などがあり,後年は12音技法(十二音音楽)も採用するなど自在な作風を示した。映画音楽では,クレール監督の《自由を我等に》,コクトー監督の《美女野獣》《オルフェ》などが広く知られる。1962年−1968年オペラ座とオペラ・コミック座の総監督。→ディアギレフ
→関連項目プーランク

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「オーリック」の意味・わかりやすい解説

オーリック
おーりっく
Georges Auric
(1899―1983)

フランスの作曲家。10代のなかばころパリ音楽院、スコラ・カントルムで学びながら、サティ、ミヨー、オネゲルらの知遇を得、1920年に結成された「六人組」の一員となり、詩人ジャン・コクトーとの親交を深めた。映画音楽、バレエ音楽、管弦楽曲、ピアノ曲、歌曲など活動範囲は広いが、共通していることは、軽妙で洗練された旋律、和声、リズム構造で、サティ、ストラビンスキー、ときにはスクリャービンらの影響を感じさせる。代表作にバレエ曲『水夫』(1925)および『フェードル』(1948)、映画音楽に『詩人の血』(1930)、『自由を我等(われら)に』(1931)、『オルフェ』(1949)、『赤い風車』(1952)、そしてピアノ・ソナタヘ長調(1930~31)などがある。

[細川周平]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オーリック」の意味・わかりやすい解説

オーリック
Auric, Georges

[生]1899.2.15. ロデーブ
[没]1983.7.23. パリ
フランスの作曲家。「六人組」の一人。パリのスコラ・カントールムで作曲を V.ダンディに学ぶ。 E.サティ,ストラビンスキーに影響を受け,知的な作品を書き,特に劇場音楽にすぐれた才能を示す。また J.コクトー,R.クレール監督らの映画の作曲も行なっている。『美女と野獣』『自由を我等に』などが有名。 1962年パリ・オペラ座の芸術監督に就任。

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ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者) 「オーリック」の解説

オーリック

フランスの作曲家。「六人組」の一員である。モンペリエ音楽院で学んだ後、パリ音楽院で対位法とフーガを、スコラ・カントルムでダンディに作曲を学んだ。コクトーやルネ・クレールの映画の音楽、ディアギレフのロ ...続き

出典 (社)全日本ピアノ指導者協会ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者)について 情報

デジタル大辞泉プラス 「オーリック」の解説

オーリック

株式会社コーセーが1962年に発売した基礎化粧品のブランド名。日本人の肌質を考慮した商品。

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