キャップ

精選版 日本国語大辞典「キャップ」の解説

キャップ

〘名〙 (「キャプテン」の)
① 左翼政党の下部組織の責任者。
※党生活者(1933)〈小林多喜二〉一「『ヒゲ』さう呼ばれてゐるこの同志は私達の一番上のポストにゐる重要なキャップだった」
② 新聞記者など、取材グループの統率者。
※黯い潮(1950)〈井上靖〉一「あいにく、警視庁の主任記者(キャップ)が北海道へ行ってゐて」
③ (広く)共同作業を行なう場合の統率者。
偽証の時(1957)〈大江健三郎〉「木田が研究会のキャップの名前をいった」

キャップ

〘名〙 (cap)
① ふちなしの、あるいは前部にひさしのついた帽子
※開化評林(1875)〈岡部啓五郎編〉明治六年「ラッコ製キャプ盛に流行」
② びん、缶などのふた。
※白く塗りたる墓(1970)〈高橋和巳〉「彼はカメラのキャップをはずし」
③ 鉛筆、万年筆などの先にかぶせるさや。
※真理の春(1930)〈細田民樹〉頭の上の街「小さいキャップのついた女持ちの鉛筆があった」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

ダブルスタンダード

〘名〙 (double standard) 仲間内と部外者、国内向けと外国向けなどのように、対象によって異なった価値判断の基準を使い分けること。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android