精選版 日本国語大辞典 「グレアム」の意味・読み・例文・類語
グレアム
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
イギリスの化学者。グラスゴー生れ。グラスゴー大学修士(1826)。エジンバラ大学で研究,アンダーソン大学教授,ロンドン大学教授を歴任。1834年にローヤル・ソサエティ会員となる。その間ロンドン化学会の創立に尽くし初代会長(1841),造幣局長官(1854-69)を務め,現職のまま没。1831年には気体の拡散速度と密度に関するグレアムの法則を発表して,混合気体分離の可能性を示した。33年にはリン酸の研究によって多価の無機酸(多塩基酸)の概念を提唱して,J.vonリービヒに影響を与えた。また液体の拡散を研究して非拡散物質を〈コロイド〉と命名,透析法を考案して〈コロイド〉と〈クリスタロイド〉を分離し,コロイド化学への道を開いた。彼の教科書《化学要綱Elements of Chemistry》(1841)は広くヨーロッパ全域で読まれた。
執筆者:岩田 敦子
アメリカの南バプティスト教会の牧師。第2次大戦後のもっとも有名な大衆伝道者。ビリー・グレアムと呼びならわされる。ノース・カロライナ州生れ。ホイートン・カレッジ卒業(1943)。1949年,ロサンゼルスの伝道集会で三十数万の人々を集め一躍名をなし,その後〈ビリー・グレアム福音伝道協会〉を組織。雑誌,ラジオ,テレビなどのマス・メディアを用いてリバイバル(信仰復興)運動を展開。アメリカのみならず日本を含め世界各地で大伝道集会を数日から数週間にわたって開き,単純にキリスト教を信ずるように訴える。その大衆への影響力ゆえに,歴代の大統領も彼と友好関係をもとうとした。平均的なアメリカ人の保守的な宗教と政治の信条に立脚し,それを代表した。
執筆者:古屋 安雄
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
「グラハム」のページをご覧ください。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…少年小説もまたT.ヒューズの《トム・ブラウンの学校生活》(1857),R.バランタインの《サンゴ島》(1857),ウィーダOuidaの《フランダースの犬》(1872),シューエルA.Sewellの《黒馬物語》(1877)のあとをうけて,R.L.スティーブンソンの《宝島》(1883)で完成した。架空世界を取り扱った物語は,J.インジェローの《妖精モプサ》(1869),G.マクドナルドの《北風のうしろの国》(1871),R.キップリングの《ジャングル・ブック》(1894),E.ネズビットの《砂の妖精》(1902),K.グレアムの《たのしい川べ》(1908),J.M.バリーの《ピーター・パンとウェンディ(ピーター・パン)》(1911),W.デ・ラ・メアの《3びきのサル王子たち》(1910)にうけつがれ,ファージョンE.Farjeon《リンゴ畑のマーティン・ピピン》(1921)は空想と現実の美しい織物を織り上げた。さらにA.A.ミルンの《クマのプーさん》(1926)が新領域をひらき,J.R.R.トールキンの《ホビットの冒険》(1937),《指輪物語》(1954‐55)は妖精物語を大成する。…
…コロイドは,大きく粒子コロイド,分子コロイド,会合コロイドの三つに分類することができる。
【コロイドの概念と特徴】
コロイドの概念は1861年イギリスの化学者T.グレアムにより初めて提唱された。彼は種々の物質の拡散の現象を研究し,ある種の物質(硫酸マグネシウム,砂糖など)は速い拡散速度をもつのに対し,別の物質(ゼラチン,アルブミンなど)の移動速度は非常に遅いことを知り,前者がたやすく結晶として取り出すことができるのに対し,後者はそうでないことから,一般に物質は2種に分類できると考え,前者にクリスタロイドcrystalloid,後者にコロイドという名前を与えた。…
…もと十字軍を意味する言葉であるが,近年アメリカの福音主義者のあいだでは大衆伝道や伝道運動の意味で用いられている。大衆伝道者W.F.グレアムの全米各都市および大阪(1959)や東京(1961)を含む全世界の主要都市におけるクルセード,さらにアメリカの大学生のあいだでの伝道運動であるキャンパス・クルセードが有名である。【古屋 安雄】。…
…その典型が18世紀前半,アメリカのニューイングランドでおこったいわゆる〈大覚醒〉で,J.エドワーズやG.ホイットフィールドらの説教を中心として始まり,世俗化した植民地に失われつつあったピューリタニズムを復興させ再宗教化した。全国的規模のリバイバル運動はアメリカにおいてはほぼ50年周期でおこっており,1950年代のW.F.グレアムを中心とするものは,冷戦下の政治社会的諸要因からなる複合的な宗教現象でもあった。したがってリバイバルは本来はキリスト教国,特にアメリカにおいてみられる現象であるが,今日では一般的に大衆を対象とした伝道をリバイバル伝道とかリバイバル集会と呼ぶ。…
※「グレアム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
1/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
12/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新