ソビエト社会主義共和国連邦(読み)ソビエトシャカイシュギキョウワコクレンポウ

デジタル大辞泉 の解説

ソビエト‐しゃかいしゅぎきょうわこくれんぽう〔‐シヤクワイシユギキヨウワコクレンパウ〕【ソビエト社会主義共和国連邦】

ユーラシア大陸北部を占めた世界最初の社会主義国。1917年の二月革命で帝政ロシアが倒れたあと十月革命によって建国。1922年に複数の共和国からなる多民族国家として成立し、1991年解体。首都モスクワ計画経済により、豊富な地下資源の開発と工業生産が大規模に発展、農業もコルホーズソフホーズで大規模に行われた。ソビエト連邦ソ連邦。ソ連。USSR(Union of Soviet Socialist Republics)。
[補説]ソ連解体時に独立した国は、アゼルバイジャンアルメニアウクライナウズベキスタンエストニアカザフスタンキルギスグルジアジョージア)・タジキスタントルクメニスタンベラルーシモルドバラトビアリトアニアロシアの15か国。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 の解説

ソビエト‐しゃかいしゅぎきょうわこくれんぽう‥シャクヮイシュギキョウワコクレンパウ【ソビエト社会主義共和国連邦】

  1. ( [ロシア語] Sojuz Sovjetskih Socialističjeskih Rjespublik の訳語 ) ユーラシア大陸の北部、東ヨーロッパ、中央アジアなどにまたがり、世界の陸地の約六分の一を占めた社会主義共和国の連邦国家。十月革命後の一九二三年に、ロシア連邦、ウクライナ、白ロシア、ウズベクカザフ、グルジア、アゼルバイジャン、モルダビア、リトアニア、キルギス、ラトビア、タジク、アルメニア、トルクメン、エストニアの一五の共和国から成る多民族国家として成立。首都モスクワ。経済は生産手段の社会的所有に基礎をおいた国家の一元的統制による計画経済で、数次の五か年計画で工業が発達、農業はコルホーズ・ソフホーズを単位に集団労働が行なわれた。九一年崩壊後は、バルト三国とグルジアを除いて独立国家共同体を形成。ソビエト社会主義共和国同盟。ソビエト連邦。ソビエト。ソ連邦。ソ連。ソ。USSR。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

カスハラ

カスタマー(顧客)とハラスメント(嫌がらせ)を組み合わせた造語「カスタマーハラスメント」の略称。顧客や取引先が過剰な要求をしたり、商品やサービスに不当な言いがかりを付けたりする悪質な行為を指す。従業...

カスハラの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android