ぱっぱ(読み)パッパ

デジタル大辞泉 「ぱっぱ」の意味・読み・例文・類語

ぱっぱ

[副]
他をはばかったり、よく考えたりしないで、その場その場で物事をするさま。「言いたいことをぱっぱと言う」「入った金をぱっぱと使う」
手際がよいさま。動作が軽く、手早いさま。「仕事ぱっぱと片づける」「スパイスぱっぱと振る」
瞬間的に繰り返し光ったり散ったりするさま。「ぱっぱ火花が散る」
[類語](1)(2てきぱききびきびしゃきしゃきはきはきすいすい甲斐甲斐しいじゃかじゃかしゃんしゃんばかすかじゃかすかどんどん手早い速やか速い素早いすばしこいはしこいさっとちゃちゃとちゃちゃっとさっさとっとと急ピッチ敏速迅速敏活敏捷スピーディー手ばしこい

パッパ(〈ポルトガル〉papa)

キリシタン用語で、ローマ教皇のこと。パーパ

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精選版 日本国語大辞典 「ぱっぱ」の意味・読み・例文・類語

パッパ

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( [ポルトガル語] papa ) キリシタン用語。ローマ教皇。
    1. [初出の実例]「ぜずきりしとの御みゃうだいにておはしますぱっぱの御さだめのまんだめんとなり」(出典:どちりなきりしたん(一六〇〇年版)(1600)八)
  3. パパ」をいう幼児語
    1. [初出の実例]「私は『ぱッぱ』(父)だよ」(出典:良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉中)

ぱっぱ

  1. 〘 名詞 〙 刀の柄や鞘を巻く鮫皮の名。桜の花のようなはでで大きな点のあるもの。
    1. [初出の実例]「裏付け袴の股だちとって、ぱっぱの大小おとしざし」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)四)

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