マシン

デジタル大辞泉 「マシン」の意味・読み・例文・類語

マシン(machine)

《「マシーン」とも》
機械。「ティーチングマシン」「スロットマシン
自動車オートバイ。特に、レース用のものにいう。
[類語](1機械機器機具器具利器装置機関からくり仕掛けメカニズム

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精選版 日本国語大辞典 「マシン」の意味・読み・例文・類語

マシン

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] machine )[ 異表記 ] マシーン
  2. 機械。〔外来語辞典(1914)〕
    1. [初出の実例]「フォオド・シボレエを自動車(カア)ではなく機械(マシン)だと」(出典オリンポス果実(1940)〈田中英光〉一八)
  3. 競走用自動車

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百科事典マイペディア 「マシン」の意味・わかりやすい解説

マシン

ロシア出身の舞踊家,振付家。モスクワに生まれ,モスクワ帝室ボリショイ舞踊学校で学び,ボリショイ劇場バレエ団に入団ディアギレフに見いだされ,1914年ニジンスキー後任として〈バレエ・リュッス〉に参加。ディアギレフが芸術全般にわたって指導したこともあり,振付家としての才能を開花させる。のちに〈バレエ・リュッス・ド・モンテ・カルロ〉,第2次世界大戦後は自身のバレエ団を組織し活動した。喜劇性の強い軽妙な作品でバレエの大衆化に大きく貢献したが,交響曲のバレエ化を初めて試みるなど現代のバレエに幅広い影響を残した。映画《赤い靴》(1947年),《ホフマン物語》(1951年)などの振付も行い,みずからも出演。おもな作品は《奇妙な店》(1919年,ロッシーニ曲),《三角帽子》(1919年,ファリャ曲),《幻想交響曲》(1936年,ベルリオーズ曲),《パリの喜び》(1938年,オッフェンバック曲)など。→ダニロワ
→関連項目アシュトンサティストラビンスキーチェケッティ春の祭典ヒンデミットレスピーギ

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改訂新版 世界大百科事典 「マシン」の意味・わかりやすい解説

マシン
Léonide Massine
生没年:1895-1979

ロシア人の舞踊家,振付師。モスクワに生まれ,1912年モスクワ帝室ボリショイ舞踊学校を卒業。ボリショイ・バレエ団に入るが,ディアギレフに認められ,14年ニジンスキーの後任としてバレエ・リュッスに加わる。チェケッティの教えを受けるが古典バレエ系の踊り手とはならず,演劇性の強い役柄のみを踊った。また芸術全般にわたるディアギレフの指導を受け,有能な振付師に成長した。のちバレエ・リュッス・ド・モンテ・カルロを中心に活動し,喜劇風の軽い作品を多くつくり,バレエの大衆化,ことにアメリカ各地の公演を通じて,同国のバレエの普及に大いに力があった。最初に交響曲のバレエ化を手がけた振付師の一人でもある。代表作にロッシーニの音楽による《奇妙な店》(1919),ファリャ作曲の《三角帽子》(1919),ベルリオーズ作曲の《幻想交響曲》(1936),オッフェンバックの音楽による《パリの賑い(喜び)》(1938)などがあり,映画《赤い靴》(1948),《ホフマン物語》(1951),《ナポリ饗宴》(1954)の振付を行い,みずから出演している。自伝(1960)がある。
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世界大百科事典(旧版)内のマシンの言及

【バレエ・リュッス・ド・モンテ・カルロ】より

…また,史上初めてという10代前半,またはそれに準ずる踊り手,T.トゥマーノワ,バロノワ,リャブーシンスカの3人をベビー・バレリーナとして主役に抜擢し,人気を博したことにある。演目はディアギレフの遺産を踏襲したほか,マシンのシンフォニック・バレエ《前兆》《コレアルティウム》(ともに1933),《幻想交響楽》(1936),《赤と黒》(1939),オッフェンバックの音楽による喜劇的な《パリのにぎわい(よろこび)》(1938),前衛的な《子供の遊戯》(1932),《バッカナール》(1939),バランチンのアブストラクト・バレエ《ダンス・コンセルタント》(1944),フォーキンの《愛の試練》(1936),《パガニーニ》(1939),ニジンスカの《百の接吻》(1935),一座の育てたリシンDavid Lichine(1910‐72)の《卒業舞踏会》(1940)などバレエ史に残る作品を多く初演した。しかし運営面では問題が多く,発足後まもなく創立者の一人ブルムが去り,38年からはマシンが主宰者となる。…

※「マシン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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