中山神社(読み)ナカヤマジンジャ

百科事典マイペディアの解説

中山神社【なかやまじんじゃ】

岡山県津山市西一宮に鎮座。旧国幣中社。鏡作(かがみつくり)神をまつる。706年の鎮座と伝える。延喜式内の名神大社とされ,美作(みまさか)国の一宮。例祭のほかに蒙古襲来の時,異国降伏を祈ったなごりという御注連(みしめ)祭などがある。中山造といわれる本殿重要文化財

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世界大百科事典 第2版の解説

なかやまじんじゃ【中山神社】

岡山県津山市一宮に鎮座。旧国幣中社。鏡作神を主神として天糠戸(あめのぬかど)神,石凝姥(いしこりどめ)神を相殿(あいどの)神としてまつる。仲山大明神とも南宮とも称せられる。社伝によると706年(慶雲3)の鎮座とされ,860年(貞観2)に従四位下の神階を授かり,のち正三位に昇り,《延喜式》では名神大社に列せられた。中世以後武将に崇敬され,美作国の一宮として厚い信仰を受けた。1017年(寛仁1)には一代一度の奉幣を受けた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

中山神社
なかやまじんじゃ

岡山県津山市一宮(いちのみや)に鎮座。金山彦命(かなやまひこのみこと)を祀(まつ)るというが、鏡作神(かがみつくりのみこと)を主神とし天糠戸神(あまのぬかどのかみ)、石凝姥神(いしこりどめのかみ)を相殿(あいどの)として祀るともいう。社伝によると、706年(慶雲3)の創祀(そうし)といわれ、860年(貞観2)に従(じゅ)四位下の神階を授かり、『延喜式(えんぎしき)』では名神(みょうじん)大社に列した。1017年(寛仁1)、後一条(ごいちじょう)天皇の即位後、使者を遣わして神宝を名社に奉幣する一代一度の大神宝の栄誉を受けた。蒙古(もうこ)襲来のとき、異国降伏の祈祷(きとう)を行った。美作(みまさか)国(岡山県北部)一宮として崇敬された。旧国幣中社。例大祭は4月3日。本殿は出雲(いずも)国(島根県)富田(とだ)城主尼子晴久(あまごはるひさ)が1559年(永禄2)に再建したもので、中山造とよばれる特殊な形式をもち、国の重要文化財に指定されている。参道入口には、貫(ぬき)の両端が柱の外に抜けていない石鳥居があり、明神鳥居の原型とみられ中山鳥居とよばれている。[加藤隆久]

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