デジタル大辞泉
「取掛る」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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とり‐かか・る【取掛・取懸】
- 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 ( 「とり」は接頭語 )
- ① 取り組みはじめる。手をつけはじめる。着手する。
- [初出の実例]「その御返事奉らんとてとりかかるほどに」(出典:能因本枕(10C終)一〇四)
- ② あるものに心がかかる。そのことが気にかかる。
- [初出の実例]「又みやのうへにとりかかりて、こひしうもつらくもわりなき事ぞ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)蜻蛉)
- ③ 物に取りすがる。すがりつく。よりかかる。すがる。
- [初出の実例]「手足に取懸(とりかかり)て哭き悲しみき」(出典:古事記(712)上)
- ④ 立ち向かってゆく。うってかかる。つかみかかる。
- [初出の実例]「ものどもにとりかかりて、つかみこぼしたまふへば」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲中)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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