口火を切る(読み)クチビヲキル

デジタル大辞泉 「口火を切る」の意味・読み・例文・類語

口火くちび・る

物事を他に先がけて行って、きっかけをつくる。「攻撃の―・る」「論議の―・る」
[補説]「口火を付ける」「口火を開く」とするのは誤り。
[類語]開始幕開き開幕始まる始めるしだすやりだす掛かる取り掛かるしかかるしかける着手する踏み出すスタート出出し立ち上がり手始め皮切り口切り封切り起動始動発動幕がふたく・蓋を開けるしょ・ちょ端を発する火蓋を切る幕を切って落とす狼煙のろしを上げる手を付ける御輿みこしを上げるまず始め最初第一一次原初嚆矢こうし事始め優先一番しょぱないの一番真っ先先立ち先頭当初初期初頭始期早期劈頭へきとう冒頭滑り出し初手出端ではなはなはし口開け取っ付きあたまのっけ取り敢えず差し当たりひとまず当座序の口第一歩第一声始まりトップ初発発端端緒濫觴らんしょう権輿けんよ起こりとば口取っ掛かり最優先何をおいても何はさておき何はともあれ先ず以て

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精選版 日本国語大辞典 「口火を切る」の意味・読み・例文・類語

くちび【口火】 を=切(き)る[=つける]

  1. 物事をしはじめる。きっかけをつくる。また、話を始める。
    1. [初出の実例]「意地悪く此処へ論難の口火(クチビ)をつけたのである」(出典初恋(1900)〈国木田独歩〉)

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