啖呵を切る(読み)タンカヲキル

デジタル大辞泉 「啖呵を切る」の意味・読み・例文・類語

啖呵たんか・る

痰火がなおると胸がすっきりするところから》歯切れのいい言葉で、勢いよくまくしたてる。「江戸っ子威勢のいい―・る」
[類語]言い張る言い通すぽんぽんざっくばらん開けっ広げ開けっ放しあけすけ単刀直入ずばり直截ちょくせつ率直開放的あからさまおおっぴら露骨あらわ赤裸裸赤裸筒抜けガラス張り公然表沙汰フランク歯にきぬ着せぬ口さがない口が悪い口うるさい口やかましい辛口毒舌ずばずばストレートダイレクトずけずけき出しえげつない遠慮会釈もない無遠慮言いたい放題

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精選版 日本国語大辞典 「啖呵を切る」の意味・読み・例文・類語

たんか【啖呵】 を 切(き)

  1. ( 痰火(たんか)を治療するのを「痰火を切る」といい、これがなおると胸がすっきりするところから ) 胸のすくような、鋭く歯切れのよい口調で話す。鋭い勢いでまくしたてる。また、激しくののしりたてる。痰(たん)を切る。
    1. [初出の実例]「えらいたんか切りくさったら、頭(どたま)みしゃいでこますぞよ」(出典:滑稽本・客者評判記(1811))

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