ぽんぽん(読み)ポンポン

デジタル大辞泉 「ぽんぽん」の意味・読み・例文・類語

ぽん‐ぽん

[副]
1 続けざまに物を軽くたたく音や、そのさまを表す語。「つづみをぽんぽん(と)鳴らす」
2 続けざまに物が破裂する音を表す語。「ポップコーンがぽんぽん(と)はじける」
3 勢いよく次々と物事が行われるさま。「ビールの口をぽんぽん(と)開ける」「気前よくぽんぽん(と)人にやる」
4 勢いよく続けざまに、または遠慮なくものを言うさま。「批判の言葉がぽんぽん(と)出る」
[形動]腹などがいっぱいになってふくれるさま。「ごちそうでおなかがぽんぽんになる」
[名]腹をいう幼児語。ぽんぽ。「ぽんぽんが痛くなる」
[アクセント]はポンポン、はポンポン。
[類語](1)ちゃらちゃら・ちゃりん・じゃらじゃら・ちりんちりん・がちゃがちゃ・かたり・がたり・かたん・がたん・かたかた・がたがた・かたこと・がたごと・ことこと・ごとごと・ことり・ごとり・ことん・ごとん・こん・こんこん・ごんごん・がつん・こつん・ごつん・かちゃかちゃ・かちり・かちかち・こつこつ・どん・とん・とんとん・どんどん・かちゃり・がちゃり・かちゃん・がちゃん・かちん・がちん・からから・がらがら・がらり・かんかん・どたどた・どかどか・どっと・どすどす・どしどし・ばんばん・どてん・どたん・どたり・すとん・ずどん・ずしん・ずしり・どすん・どさり・どしり・どかん・どしん・ばあん・ぱあん・ぱたり・ばたり・ばたん・ぼおん・ぽおん・ぽんと・ぽんぽこ・ぼこぼこ・ぽこぽこ・ぽくぽく・ちんちん/(4)ざっくばらん・開けっ広げ・開けっ放し・あけすけ・単刀直入・ずばり・直截ちょくせつ・率直・開放的・あからさま・おおっぴら・露骨・あらわ・赤裸裸・赤裸・筒抜け・ガラス張り・公然・表沙汰・フランク・歯に衣着せぬ・口さがない・口が悪い・口うるさい・口やかましい・辛口・毒舌・ずばずば・ずばり・ストレート・ダイレクト・ずけずけ・剝むき出し・えげつない・遠慮会釈もない・無遠慮・言いたい放題・啖呵たんかを切る

ポンポン(pompon)

1 毛糸・羽毛などで作った玉房。帽子・靴・洋服などにつけて飾りとする。房飾り。
2 チアガールなどが手に持って振る、応援用の大きな玉房。

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精選版 日本国語大辞典 「ぽんぽん」の意味・読み・例文・類語

ぽん‐ぽん

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
    1. ① 続けざまに打つ軽い音、また、軽くたたくさまを表わす語。〔日葡辞書(1603‐04)〕
      1. [初出の実例]「ほんほんと打てたのしむ腹づつみ狸は古しとしはあたらし」(出典:狂歌・甚久法師狂歌集(1722)下)
    2. ② 続けざまに鉄砲を打ったり、花火を打ち上げたりする音を表わす語。
      1. [初出の実例]「テッポウヲ ponpon(ポンポン)ト ハナツ」(出典:和英語林集成(初版)(1867))
    3. ③ 次々に引き抜くさまや、次々に投げ出すさま、また、次々に飛び出るさまなどを表わす語。
      1. [初出の実例]「麦酒をわざとポンポン抜いて」(出典:彼岸過迄(1912)〈夏目漱石〉風呂の後)
    4. ④ 矢継ぎ早に、または遠慮なく、ものを言うさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「作さんと飛八さんの掛合(かけやひ)ぢゃア、ぽんぽんぽんぽんだ」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)四)
    5. ⑤ 矢継ぎ早に、あるいは無造作に、捨てたり消費したりするさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「ポンポンとつかっちまふと思ふだらう」(出典:竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生と赤い月)
    6. ⑥ 身軽にはね回ったり飛び回ったりするさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「ポンポンポンをどり廻ると」(出典:松翁道話(1814‐46)一)
    7. ⑦ 小さな蒸気船が走るときのエンジンの音を表わす語。
      1. [初出の実例]「発動機船のポンポン云ふ音を混ぜて」(出典:放浪時代(1928)〈龍胆寺雄〉五)
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 破れそうになるほどふくれているさま。特に、腹がいっぱいでふくれているさま。
    1. [初出の実例]「腹がいたくて仕様がない。ぽんぽんに張っている」(出典:弱い結婚(1962)〈小島信夫〉)
  3. [ 3 ] 〘 名詞 〙 腹をいう幼児語。
    1. [初出の実例]「ぽんぽんがなるぞと子もりわらいこみ」(出典:雑俳・柳多留‐二一(1786))

ポンポン

  1. 〘 名詞 〙 ( [フランス語・英語] pompon )[ 異表記 ] ボンボン 毛糸や羽毛などで作った丸い房。帽子や洋服、靴などの飾りとする。また、応援用にチアガールが両手に持って振る毛のふさふさした飾り物。

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改訂新版 世界大百科事典 「ぽんぽん」の意味・わかりやすい解説

ポンポン
François Pompon
生没年:1855-1933

フランスの彫刻家。ブルゴーニュ地方ソーリューSaulieuの家具師の息子として生まれ,ディジョンの美術学校に学んだ後,1874年パリに出る。職人として石彫に従事し,メルシエA.Mercié,ファルギエールA.Falguière,最後にロダンのアトリエで下彫工として働く。そのかたわら1908年来,動物彫刻を行い,22年サロン・ドートンヌに《白熊》を出品し好評を博す。その単純な量感と柔らかな光の表現は,A.L.バリー以来の動物彫刻に革新をもたらした。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ぽんぽん」の意味・わかりやすい解説

ポンポン
ぽんぽん
François Pompon
(1855―1933)

フランスの彫刻家。家具職人の息子としてソーリュウに生まれる。大理石職人の工房で働き、ディジョンの美術学校で建築、彫刻、銅版画を学んだのち、1874年パリに出る。建築の装飾彫刻の仕事に従事しながら、夜はパリ装飾美術学校に学び、このころからサロンに出品。ソルシエ、フェルギエールの助手として働いたのち、ロダンの助手を15年間つとめた。彫刻家として脚光を浴びるのは1922年サロン・ドートンヌに『白熊(しろくま)』を発表したころからである。動物彫刻を得意とし、極度に単純化した形体は清潔な近代感覚に満ちている。パリに没。

[黒田亮子]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ぽんぽん」の意味・わかりやすい解説

ポンポン
Pompon, François

[生]1855.5.9. ソーリュー
[没]1933.5.6. パリ
フランスの彫刻家。ディジョンの美術学校,パリの装飾美術学校で学ぶ。初め人物像を制作し,パリ市役所の人像柱などを担当。 1908年ロダンに認められ,22年サロン・ドートンヌに『白い熊』を出品し注目された。その後は単純化された形態,詩情豊かな表現で独特の動物を多数制作。作品の多くはパリの国立博物館,ディジョンの市立美術館に収蔵。

ポンポン
pompon(pompom)

服飾用語で,2つの意味がある。 (1) 玉房飾りのこと。羽毛,絹,毛糸,リボンなどでつくり,帽子や衣服の装飾に用いる。 18世紀にポンパドゥール侯夫人が愛用したことからこの名が起った。 (2) 歩兵用の軍帽であるシャコーの前立てにつける丈の高い房飾り。ウールでつくる。語源は華麗,誇示,虚飾などを意味するフランス古語のポンプ pompe。

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デジタル大辞泉プラス 「ぽんぽん」の解説

ポンポン

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社のキャラクター。タヌキがモチーフ。

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世界大百科事典(旧版)内のぽんぽんの言及

【ぽっくり】より

…関東ではポックリ,パッカなどと冒頭の音をp音にする場合が多く,関西ではコッポリ,コボコボ,カッポなどと多くはk音にする。青森県ではガッパ,長野県ではポンポンと呼ぶが,いずれもこの下駄をはいて歩くときの音から名付けられた。江戸時代の《短華蘂葉》(1786)には,〈やきすぎ(焼杉)のこっぽり〉とあり,このころより出現したらしい。…

※「ぽんぽん」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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