開けっ広げ(読み)アケッピロゲ

デジタル大辞泉 「開けっ広げ」の意味・読み・例文・類語

あけっ‐ぴろげ【開けっ広げ/明けっ広げ】

[名・形動]《「あけひろげ」の音変化》
戸や窓などをすっかり開け広げておくこと。また、そのさま。「座敷を―にしておく」
心の中や物事を包み隠さず、すべてを明らかにすること。また、そのさま。あけっぱなし。「―に話す」
[類語]開けっ放しざっくばらん明け透け単刀直入ずばり直截ちょくせつ率直開放的あからさまずけずけ大っぴら露骨あらわ赤裸赤裸裸筒抜けガラス張り公然表沙汰フランク歯にきぬ着せぬぽんぽん口さがない口が悪い口うるさい口やかましい辛口毒舌ずばずばストレートダイレクトき出しえげつない遠慮会釈もない無遠慮言いたい放題啖呵たんかを切るもろにもろ直接的正面真ん前前方向かい真向かい真向き真っ向真正面真面まおもてじかじか直直じきじき直接ちょくてきめんまとも矢面やおもて差し向かい相対あいたいたいきっぱり断固毅然きぜん不躾ぶしつけ身もふたもない

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精選版 日本国語大辞典 「開けっ広げ」の意味・読み・例文・類語

あけっ‐ぴろげ【開広・明広】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「あけひろげ(開広)」の変化した語 )
  2. 戸、障子などを開け放すこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「表附きは明(アケ)っぴろげではなく土蔵造りのところどころに間口があり」(出典:旧聞日本橋(1935)〈長谷川時雨大丸呉服店)
  3. 心のうちを包み隠さないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「どっちかと云へば、言葉にも表情にもあけっぴろげに精力の迸(ほとばし)りさうな女でゐて」(出典:あの道この道(1928)〈十一谷義三郎〉一)

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