公然(読み)コウゼン

デジタル大辞泉の解説

こう‐ぜん【公然】

[ト・タル][文][形動タリ]
世間一般に知れ渡っているさま。また、他人に隠さずおおっぴらにするさま。「公然と酒を飲む」「公然たる事実」
不特定または多数の人が知ることのできる状態にあるさま。法律上でいう。
[副]隠しだてをせずに、おおっぴらに行動するさま。
「陪審に及ばずとて、―この案を決して」〈中村訳・西国立志編

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

公然 こうねん

1669-1730 江戸時代前期-中期の僧。
寛文9年6月生まれ。内大臣花山院定誠(さだのぶ)の猶子(ゆうし)。天台宗。寛永寺執当をへて宝永7年浅草寺貫首となる。享保(きょうほう)4年から本堂などの修復のため十万人講中を組織。また備前(岡山県)金山寺から温座陀羅尼(おんざだらに)の行法を伝承するなど,のちの同寺の基盤をかためた。享保15年11月20日死去。62歳。

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大辞林 第三版の解説

こうぜん【公然】

( トタル ) [文] 形動タリ 
広く知れわたっているさま。おおっぴらであるさま。 「 -たる事実」
物事を人にはばからずに行うさま。 「 -と口にする」 「私は-雪江さんの部屋へ入る権利がある/平凡 四迷

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精選版 日本国語大辞典の解説

こう‐ぜん【公然】

〘形動ナリ・タリ〙
① 表だったさま。おおやけであるさま。一般に知れわたっているさま。
童子問(1707)中「故公然以理名学、而心学性学等名興焉」 〔杜甫‐茅屋為秋所破歌〕
② 不特定または多数の人が知り得るようなさま。
※刑法(明治四〇年)(1907)二三一条「事実を摘示せすと雖も公然人を侮辱したる者は拘留又は科料に処す」

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