率直(読み)ソッチョク

デジタル大辞泉 「率直」の意味・読み・例文・類語

そっ‐ちょく【率直】

[名・形動]ありのままで隠すところがないこと。また、そのさま。「率直に言えば」「率直意見を求める」
[補説]「卒直」と書くこともある。
[派生]そっちょくさ[名]
[類語]有り体ありのままフランクざっくばらん開けっ広げ開けっ放し明け透け単刀直入ずばり直截ちょくせつ開放的あからさまずけずけ大っぴら露骨あらわ赤裸赤裸裸筒抜けガラス張り公然表沙汰歯にきぬ着せぬ直接的ちょくじかじか直接じきじきストレートダイレクトぽんぽん口さがない口が悪い口うるさい口やかましい辛口毒舌ずばずば剝き出しえげつない遠慮会釈もない無遠慮言いたい放題啖呵たんかを切るもろにもろ正面真ん前前方向かい真向かい真向き真っ向真正面真面まおもててきめんまとも矢面やおもて差し向かい相対あいたいたいきっぱり断固毅然きぜん不躾ぶしつけ身もふたもない

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「率直」の意味・読み・例文・類語

そっ‐ちょく【率直】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) かざりけがなく正直なこと。ありのままであること。また、そのさま。すなお。きすぐ。真率
    1. [初出の実例]「我素以率直名。而特受此命者、取我不其言也」(出典日本外史(1827)二一)
    2. 「さあ君はさう率直だから、まだ経験に乏しいと云ふんですがね」(出典:坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「率直」の読み・字形・画数・意味

【率直】そつちよく

思うまま。

字通「率」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android