開けっ放し(読み)アケッパナシ

デジタル大辞泉 「開けっ放し」の意味・読み・例文・類語

あけっ‐ぱなし【開けっ放し/明けっ放し】

[名・形動]《「あけはなし」の音変化》
戸・窓などを開けたままにしておくこと。また、すっかり開けること。「―のドア
心の中や物事を包み隠さないこと。ありのままの姿を見せること。また、そのさま。あけっぴろげ。「―な性格」
[類語]開けっ広げざっくばらん明け透け単刀直入ずばり直截ちょくせつ率直開放的あからさまずけずけ大っぴら露骨あらわ赤裸赤裸裸筒抜けガラス張り公然表沙汰フランク歯にきぬ着せぬぽんぽん口さがない口が悪い口うるさい口やかましい辛口毒舌ずばずばストレートダイレクトき出しえげつない遠慮会釈もない無遠慮言いたい放題啖呵たんかを切るもろにもろ直接的正面真ん前前方向かい真向かい真向き真っ向真正面真面まおもてじかじか直直じきじき直接ちょくてきめんまとも矢面やおもて差し向かい相対あいたいたいきっぱり断固毅然きぜん不躾ぶしつけ身もふたもない

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精選版 日本国語大辞典 「開けっ放し」の意味・読み・例文・類語

あけっ‐ぱなし【開放・明放】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「あけはなし」の変化した語。「あけっばなし」とも )
  2. あけはなし(開放)
    1. [初出の実例]「己れの家を二日も三日も明けっ放しじゃア困るぢゃア無へか」(出典:落語・玉の輿(1894)〈禽語楼小さん〉)
  3. あけはなし(開放)
    1. [初出の実例]「此子もあけっばなしの色事がすきだからいいのふ」(出典:洒落本・夢之盗汗(1801)二)

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