ずけずけ(読み)ズケズケ

デジタル大辞泉 「ずけずけ」の意味・読み・例文・類語

ずけ‐ずけ〔づけづけ〕

[副]遠慮加減をしないで、はっきりとものを言うさま。つけつけ。「他人の悪口をずけずけ(と)言う」
[類語]ざっくばらん開けっ広げ開けっ放し明け透け単刀直入ずばり直截ちょくせつ率直開放的あからさま大っぴら露骨あらわ赤裸赤裸裸筒抜けガラス張り公然表沙汰フランク歯にきぬ着せぬ口さがない口が悪い口うるさい口やかましい辛口毒舌ずばずばぽんぽんストレートダイレクト剝き出しえげつない遠慮会釈もないえんりょ言いたい放題啖呵たんかを切るもろにもろ直接的正面真ん前前方向かい真向かい真向き真っ向真正面真面まおもてじかじか直直じきじき直接ちょくてきめんまとも矢面やおもて差し向かい相対あいたいたいきっぱり断固毅然きぜん不躾ぶしつけ身もふたもない

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精選版 日本国語大辞典 「ずけずけ」の意味・読み・例文・類語

ずけ‐ずけ

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある。古くは「づけづけ」とも表記 )
  2. 遠慮なく露骨に、または無愛想に、強くものを言うさまを表わす語。つけつけ。つかつか。
    1. [初出の実例]「づけづけ物をぬかしたら、昔の飯焚(めしたき)お竹にぼいさげ」(出典浄瑠璃桂川連理柵おはん長右衛門)(1776)下)
    2. 「こうしてずけずけした言い方のできるのは」(出典:真空地帯(1952)〈野間宏〉二)
  3. 無遠慮に事を運ぶさまを表わす語。ずかずか。つけつけ。
    1. [初出の実例]「汚ない装りをして、づけづけ奥へ入って来たりして…」(出典:見知らぬ人(1936)〈真船豊〉一)

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