赤裸裸(読み)せきらら

精選版 日本国語大辞典 「赤裸裸」の意味・読み・例文・類語

せき‐らら【赤裸裸】

〘名〙 (形動ナリ・タリ) まったくのはだか。また比喩的に、つつみかくしのないこと。いつわりかざらないこと。また、そのさま。あからさま。ありのまま。赤裸
日本風景論(1894)〈志賀重昂〉四「他邦の火山たる多くは赤裸々なるも、日本の火山は然らず喬樹灌木相交互し」
※藤鞆絵(1911)〈森鴎外〉「今それを赤裸々(セキララ)概念に翻訳して」

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デジタル大辞泉 「赤裸裸」の意味・読み・例文・類語

せき‐らら【赤裸裸】

[名・形動]赤裸」を強めていう語。「赤裸裸な(の)描写」「赤裸裸にあばく」
[類語]ざっくばらん開けっ広げ開けっ放し明け透け単刀直入ずばり直截ちょくせつ率直開放的あからさまずけずけ大っぴら露骨あらわ赤裸筒抜けガラス張り公然表沙汰フランク歯にきぬ着せぬぽんぽん口さがない口が悪い口うるさい口やかましい辛口毒舌ずばずばストレートダイレクトき出しえげつない遠慮会釈もない無遠慮言いたい放題啖呵たんかを切る

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