宥恕(読み)ユウジョ

デジタル大辞泉 「宥恕」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐じょ〔イウ‐〕【××恕】

[名](スル)寛大な心で罪を許すこと。「御宥恕を請う」「先方過失宥恕する」
[類語]許可認可許諾承認認許允許いんきょ允可いんか容認許容聴許裁許免許公許官許許しオーケーライセンス勘弁容赦裁可特許黙許批准堪忍寛恕海容目こぼし見て見ぬふり(―する)許す認める見逃す見過ごす大目に見る目をつぶる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「宥恕」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐じょイウ‥【宥恕・優恕】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 寛大な心でゆるすこと。おおめに見て見逃すこと。
    1. [初出の実例]「伏望、特賜優恕、察臣愚欵」(出典菅家文草(900頃)一〇・為小野親王謝別給封戸第三表)
    2. 「軈(やが)てこそ斬らるべかりしを、大将山徒の号に宥如(ユウジョ)して、御方にある一族の中へ遣はされ」(出典:太平記(14C後)一七)
  3. 犯罪の被害者などが、犯人行為を許してやる感情をあらわすこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「宥恕」の読み・字形・画数・意味

【宥恕】ゆうじよ

ゆるめゆるす。

字通「宥」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android