恥入る(読み)ハジイル

デジタル大辞泉 「恥入る」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「恥入る」の意味・読み・例文・類語

はじ‐い・るはぢ‥【恥入】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 深く恥じる。恥じて恐れいる。
    1. [初出の実例]「みめかたちは参らするに付けてはちいり候へども」(出典:義経記(室町中か)三)
    2. 「自分の年をも考へず痴情に陥入った段、何とも恥入る次第である」(出典:赤西蠣太(1917)〈志賀直哉〉)
  3. おもはゆく感じる。深く感じ入る。
    1. [初出の実例]「今日永泰院勧進帳所書与之僧、携茶二十袋礼来。則対面、示祝着之由恥入者也」(出典実隆公記‐文明一五年(1483)八月二九日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android