恥入る(読み)ハジイル

デジタル大辞泉 「恥入る」の意味・読み・例文・類語

はじ‐い・る〔はぢ‐〕【恥(じ)入る】

[動ラ五(四)]ひどく恥ずかしいと思う。深く恥じる。「失態を―・る」
[類語]恥じる面目無い名折れ面汚し赤恥羞恥生き恥死に恥恥さらし恥ずかしい極まり悪いやましい不名誉不面目肩身が狭い合わせる顔がない身の置き所が無い穴があったら入りたい面目次第も無い汗顔・汗顔の至り冷汗三斗・冷や汗もの・忸怩じくじ顔向けが出来ない顔が合わせられない顔が潰れるばつが悪いどの面下げてかた無し小恥ずかしい気恥ずかしいうら恥ずかしいおもはゆい照れ臭い恥をかく身の縮む思い後ろめたい後ろ暗い申し訳ないすまない心苦しい気の毒気がとがめる負い目自責面目丸潰れ面目を失う泥を塗る名を折る名を汚す消え入る

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精選版 日本国語大辞典 「恥入る」の意味・読み・例文・類語

はじ‐い・るはぢ‥【恥入】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 深く恥じる。恥じて恐れいる。
    1. [初出の実例]「みめかたちは参らするに付けてはちいり候へども」(出典:義経記(室町中か)三)
    2. 「自分の年をも考へず痴情に陥入った段、何とも恥入る次第である」(出典:赤西蠣太(1917)〈志賀直哉〉)
  3. おもはゆく感じる。深く感じ入る。
    1. [初出の実例]「今日永泰院勧進帳所書与之僧、携茶二十袋礼来。則対面、示祝着之由恥入者也」(出典実隆公記‐文明一五年(1483)八月二九日)

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