押入る(読み)オシイル

デジタル大辞泉 「押入る」の意味・読み・例文・類語

おし‐い・る【押(し)入る】

[動ラ五(四)]人の家などに、無理に入り込む。「白昼強盗が―・った」
[動ラ下二]おしいれる」の文語形
[類語]踏み込む乗り込む立ち入る駆け込む走り込む押し込む繰り込む上がり込む舞い込む足を踏み入れる侵入乱入侵す侵害侵略進入入り込む潜り込む忍び込む忍び入る紛れ込む割り込む分け入る潜入浸入闖入ちんにゅう流入深入り侵寇侵犯突入侵攻切り込む

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「押入る」の意味・読み・例文・類語

おし‐い・る【押入】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 ( 「おし」は接頭語 )
    1. むりやりにはいる。強引にはいりこむ。
      1. [初出の実例]「さけたうべんとて、をしいりて侍りけるを」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)夏・一八二・詞書)
      2. 「時宗座敷を立、二人が間におしいりて」(出典:曾我物語(南北朝頃)九)
    2. ひっこむ。いりこむ。
      1. [初出の実例]「湖水の東、右の方にをし入たるは、長面寺の観音なり」(出典:仮名草子・東海道名所記(1659‐61頃)五)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 ラ行下二段活用 〙おしいれる(押入)

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