潜り込む(読み)モグリコム

デジタル大辞泉 「潜り込む」の意味・読み・例文・類語

もぐり‐こ・む【潜り込む】

[動マ五(四)]
水中や物の下などに入り込む。「布団に―・む」
ひそかにその中に入り込む。潜入する。また、正規の手段をとらないで入り込む。「敵地に―・む」「コネを利用して今の会社に―・む」
[類語]進入入り込む忍び込む忍び入る紛れ込む割り込む分け入る潜入侵入浸入闖入ちんにゅう流入深入り乱入侵す侵害侵略侵寇侵犯突入侵攻切り込む踏み込む乗り込む立ち入る押し入る駆け込む走り込む押し込む繰り込む上がり込む舞い込む足を踏み入れる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「潜り込む」の意味・読み・例文・類語

もぐり‐こ・む【潜込】

  1. 〘 自動詞 マ行五(四) 〙
  2. 水中または物の中や下などにはいりこむ。また、こっそりと中にはいる。
    1. [初出の実例]「やぐにかけたるフランケットをひきまくりその身ははだかふんどしひとつでもぐりこめば」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉四)
  3. 不正な手段ではいりこむ。正規の手続きをとらないではいる。
    1. [初出の実例]「親戚の中学の英語教師の紹介でどうやらこの出版社にもぐりこんだ」(出典:故旧忘れ得べき(1935‐36)〈高見順〉一)

むぐり‐こ・む【潜込】

  1. 〘 自動詞 マ行四段活用 〙もぐりこむ(潜込)
    1. [初出の実例]「座敷のから紙をあけ、床のうしろからむぐりこみ」(出典:洒落本・繁千話(1790))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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