入り込む(読み)ハイリコム

デジタル大辞泉 「入り込む」の意味・読み・例文・類語

はいり‐こ・む〔はひり‐〕【入り込む/×這入り込む】

[動マ五(四)]中へ入る。奥深く入る。「不純物が―・む」「迷路に―・む」
[類語]進入潜り込む忍び込む忍び入る紛れ込む割り込む分け入る潜入侵入浸入闖入ちんにゅう流入深入り乱入侵す侵害侵略侵寇侵犯突入侵攻切り込む踏み込む乗り込む立ち入る押し入る駆け込む走り込む押し込む繰り込む上がり込む舞い込む足を踏み入れる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「入り込む」の意味・読み・例文・類語

はいり‐こ・むはひり‥【入込・這入込】

  1. 〘 自動詞 マ行五(四) 〙
  2. 囲ったもの、遮蔽されて外から見えないようになったものなどの中へはいる。奥深くはいる。
    1. [初出の実例]「入れ替って這入込(ヘヱリコ)んだのを夜目遠目だが何者なるかとすかし見たらネ」(出典安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉三)
  3. 頻繁にはいる。いりびたる。また、いりこんで住みつく。
    1. [初出の実例]「こなたも太鼓もって、此里へ年中はいりこふで居るやうにもないおろかな事に」(出典:浮世草子・傾城色三味線(1701)江戸)
  4. 無理にはいる。わりこむ。
    1. [初出の実例]「西洋は這入(ハヒ)り込んで来ましたね」(出典:夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第一部)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android