割込む(読み)ワリコム

デジタル大辞泉 「割込む」の意味・読み・例文・類語

わり‐こ・む【割(り)込む】

[動マ五(四)]
無理に押し分けて入り込む。「順番待ちの列に―・む」「人の話に―・む」
取引相場で、相場がある値段より安くなる。「下限とされた線をあっさりと―・む」
[類語](1進入入り込む潜り込む忍び込む忍び入る紛れ込む分け入る潜入侵入浸入闖入ちんにゅう流入深入り乱入侵す侵害侵略侵寇侵犯突入侵攻切り込む踏み込む乗り込む立ち入る押し入る駆け込む走り込む押し込む繰り込む上がり込む舞い込む足を踏み入れる/(2割る下回る切るくだ

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精選版 日本国語大辞典 「割込む」の意味・読み・例文・類語

わり‐こ・む【割込】

  1. 〘 自動詞 マ行五(四) 〙
  2. 割って中にはいりこむ。無理に中にはいる。
    1. [初出の実例]「舟こぞりてせばくとも、終(つゐ)そこらへ割(ワリ)こんで下され」(出典談義本・教訓雑長持(1752)四)
    2. 「お栄の姿が意識へ割(ワ)り込(コ)んで来る」(出典:暗夜行路(1921‐37)〈志賀直哉〉一)
  3. 数量が変動する事物で、数値がある目安を下回る。特に取引市場で、相場がある値段よりも下落する。「一万円の大台を割り込む」 〔取引所用語字彙(1917)〕

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