デジタル大辞泉
「立入る」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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たち‐い・る【立入】
- [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 ( 「たち」は接頭語 )
- ① ある場所の中へはいる。
- [初出の実例]「おもひわづらひて、かくれたるすのこにたちいりて」(出典:宇津保物語(970‐999頃)祭の使)
- 「あるじなき所には道行き人みだりに立入」(出典:徒然草(1331頃)二三五)
- ② 深くかかわり合う。ある事に関係する。携わる。また、干渉する。
- [初出の実例]「ゼンニ tachiiru(タチイル)」(出典:日葡辞書(1603‐04))
- 「すべて賢愚貧富をわかたず、たちいる程のやぼすけは」(出典:評判記・難波物語(1655))
- [ 2 ] 〘 他動詞 ラ行下二段活用 〙 あることばや文字を詩文の中にさし入れる。特に、和歌や俳諧で、物の名などを詠み入れる。
- [初出の実例]「銭をたち入て、せに替行とよめる、凡卑の説也」(出典:古今私秘聞(1508)一七)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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