デジタル大辞泉 「凝る」の意味・読み・例文・類語
こ・る【凝る】
1 ある物事に熱中して打ち込む。ふける。「盆栽に―・っている」「ゴルフに―・る」
2 細かいところにまで心を用いる。工夫・趣向を凝らす。「家のつくりに―・る」「―・った衣装をまとう」
3 血行が悪くて筋肉が張ってかたくなる。「肩が―・る」
4 ばらばらのものが集まって固まる。
「湯気ならば、空に―・って雲ともなり」〈里見弴・多情仏心〉
5 冷えて固まる。凍る。
「露が―・って霜になる時節なので」〈漱石・門〉
[類語](1)ふける・溺れる・耽溺・惑溺・専心・いかれる・打ち込む・専念・没頭・没入・傾注・没我・熱中・夢中・熱心・鋭意・無我夢中・背水の陣・
しこ・る【▽凝る/×痼る】
1 しこり1ができる。
「胃のうしろから腰へかけて、…ぎこちなく―・っていたので」〈里見弴・安城家の兄弟〉
2 物事に熱中する。
「何れも
3 動詞の連用形に付いて補助動詞的に用い、盛んに…する意を表す。
「雨の降り―・る後は風と見定め」〈浮・置土産・四〉