背水の陣(読み)ハイスイノジン

デジタル大辞泉の解説

背水(はいすい)の陣(じん)

《「史記」淮陰侯伝の、漢の名将韓信が趙(ちょう)の軍と戦ったときに、わざと川を背にしてをとり、味方に退却できないという決死覚悟をさせ、敵を破ったという故事から》一歩もひけないような絶体絶命の状況の中で、全力を尽くすことのたとえ

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大辞林 第三版の解説

はいすいのじん【背水の陣】

〔「史記淮陰侯伝」による。漢の韓信が、川を背に陣立てし、味方に必死の覚悟を固めさせて、趙ちようの軍勢を破った故事から〕
一歩もあとにはひけないせっぱ詰まった状況・立場。また、そういう状況に身を置いて、必死の覚悟で事にあたること。 「 -をしく」 「 -で事に臨む」

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精選版 日本国語大辞典の解説

はいすい【背水】 の 陣(じん)

(「史記‐淮陰侯伝」の「信乃使万人先行出、背水陣、趙軍望見而大笑〈略〉信曰、此在兵法、顧諸君不察耳、兵法不曰、陥之死地而後生、置之亡地而後存」と見える韓信の故事から) 陣立の名。背後に、河川・湖海などを控えて陣を布(し)くこと。退けば水に溺れるところから、味方に決死の覚悟で戦わせる陣立。転じて、一歩も退くことのできない絶体絶命の立場で事にあたることにもたとえる。
※太平記(14C後)三二「前に川有て後に大山峙(そばだち)たれば、〈略〉韓信が兵書を褊(さみ)して背水(ハイスイ)の陣を張しに違へり」

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