没入(読み)ボツニュウ

デジタル大辞泉 「没入」の意味・読み・例文・類語


もつ‐にゅう〔‐ニフ〕【没入】

[名](スル)ぼつにゅう(没入)

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精選版 日本国語大辞典 「没入」の意味・読み・例文・類語

ぼつ‐にゅう‥ニフ【没入】

  1. 〘 名詞 〙
  2. おちこむこと。沈みこむこと。また、流れ込むこと。〔布令字弁(1868‐72)〕
  3. ぼっとう(没頭)
    1. [初出の実例]「是迄人生問題に没入したことのなかった先生は」(出典:黴(1911)〈徳田秋声〉二四)
  4. ぼっしゅう(没収)
    1. [初出の実例]「長公主乃令衣食賜へば吏が没入するほどにぞ」(出典史記抄(1477)一七)
    2. [その他の文献]〔史記‐侫幸伝・鄧通〕

もつ‐にゅう‥ニフ【没入】

  1. 〘 名詞 〙ぼつにゅう(没入)

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普及版 字通 「没入」の読み・字形・画数・意味

【没入】ぼつにゆう(にう)

犯罪者家族財産を没収する。〔漢書、刑法志〕(ていえい)~其のに隨ひて長安に至り、上書して曰く、妾の(淳于公)と爲り、齊中皆其のす。今法に坐し刑に當る。~妾、願はくは沒入せられて官婢と爲り、以て刑罪を贖(あがな)ひ、自ら新たにするを得しめんと。

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