栄耀栄華(読み)えいようえいが

精選版 日本国語大辞典 「栄耀栄華」の意味・読み・例文・類語

えいよう‐えいが エイエウエイグヮ【栄耀栄華】

浄瑠璃・浦島年代記(1722)一「御身は御入内、后とあをがれ、〈略〉諸人尊敬(そんきゃう)栄耀栄花(エイヨウエイグヮ)

えよう‐えいが エエウエイグヮ【栄耀栄華】

〘名〙 権力や富をきわめていること。また、ぜいたくを尽くすこと。えいようえいが。えいがえいよう。
※浄瑠璃・曾我扇八景(1711頃)紋尽し「ゑようゑいぐ大事の子、勘当がなるものか」

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デジタル大辞泉 「栄耀栄華」の意味・読み・例文・類語

えいよう‐えいが〔エイエウエイグワ〕【栄×耀栄華】

今を盛りと時めくこと。また、非常にぜいたくなこと。「栄耀栄華を極める」
[類語]繁栄栄える繁盛にぎわうにぎわすにぎやか富むはやる盛る栄華全盛最盛興隆隆盛盛栄共存共栄隆昌新興末広末広がり殷賑いんしん活況盛況盛会盛大繁華花が咲く

えよう‐えいが〔エエウエイグワ〕【×耀栄華】

えいようえいが(栄耀栄華)」に同じ。

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四字熟語を知る辞典 「栄耀栄華」の解説

栄耀栄華

冨や地位を得てはなばなしく栄え、時めくこと。転じて、おごり、ぜいたくを尽くすこと。

[使用例] あの方のおぼしめしは、決してそのように御自分ばかり、栄耀栄華をなさろうと申すのではございません[芥川龍之介地獄変|1918]

[使用例] いやまて、これを何とか売りこんだなら、一生二生、栄耀栄華、酒池肉林の楽しみだって出来ないことはあるまいと[檀一雄*降ってきたドン・キホーテ|1953]

[解説] 「栄耀」は「えよう」ともいい、栄えて世に時めくこと。「栄華」は、地位・財力・権力などを得て栄えること。

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