デジタル大辞泉 「止」の意味・読み・例文・類語 し【止】[漢字項目] [音]シ(呉)(漢) [訓]とまる とめる とどまる とどめる やむ やめる[学習漢字]2年1 じっとして動かない。とまる。とどまる。「止住・止宿/静止・停止」2 活動をやめる。とめる。ひきとめる。「止血/禁止・終止・制止・阻止・中止・廃止・防止・抑止」3 ふるまい。「挙止・容止」[名のり]ただ・と・とめ・とも・もと[難読]波止場はとば 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「止」の意味・読み・例文・類語 さし【止】 〘 接尾語 〙 ( 接尾語「さす」の連用形が転じたもの ) 動詞の連用形に付いてこれを名詞化し、継続していたその動作が中止の状態になっていること、また、そのものを表わす。[初出の実例]「とぼしさしの灯燭を用いべからず」(出典:四河入海(17C前)一)「新刊の偕行社記事が読みさしの儘に其上に伏せてあった」(出典:生(1908)〈田山花袋〉二一) とどめ【止】 〘 名詞 〙 ( 動詞「とどめる(止)」の連用形の名詞化 )① さしとめること。抑止すること。② 人を殺すとき、その喉(のど)を刺して息の根をとめ、死を確実にすること。また、その刺すべき箇所。喉。[初出の実例]「是申とどめはこなた様にさし給へといふ」(出典:浮世草子・武道伝来記(1687)三) やみ【止】 〘 名詞 〙 ( 動詞「やむ(止)」の連用形の名詞化 ) 続いて来た物事が途絶えることや、しようとしていた物事が中止になること。また、多く他の語と複合して用いる。「雨やみ」「小やみ」など。[初出の実例]「宮内省の観桜の御宴などが雨のためやみになったといふやうな場合には」(出典:仰臥漫録(1901‐02)〈正岡子規〉一) よし【止】 〘 名詞 〙 ( 動詞「よす(止)」の連用形の名詞化 ) よすこと。やめること。[初出の実例]「宮を害せんとの物語、よしにと云はば即座に斬られ」(出典:浄瑠璃・大塔宮曦鎧(1723)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
普及版 字通 「止」の読み・字形・画数・意味 止常用漢字 4画 [字音] シ[字訓] あし・とまる・とどまる・ただ[説文解字] [甲骨文] [字形] 象形趾(あし)あとの形。(歩)の上半。もと之と同形であった。〔説文〕二上に「下基なり。艸木の出でて址(あし)るに象る。故に止を以て足と爲す」とあり、止・基の畳韻を以て解する。〔説文〕は止・之をともに草木初生の象と解するが、いずれも趾あとの形である。〔礼記、曲礼上〕「何(いづ)くにか止(あし)せんかと問ふ」とは、寝臥のとき、趾を向ける方向を問う意。また強く趾あとを印するのは、そこに止まる意。副詞の「ただ」や終助詞に用いるのは、仮借の用法である。[訓義]1. あし、あしあと。2. とまる、とめる、とどまる。3. ことをやめる、やむ、中断する、終止する。4. いたる、かえる、往反。5. ふるまい、容止。6. と通じ、まつ。7. 副詞のただ、また終助詞。多く詩に用いる。[古辞書の訓]〔名義抄〕止 トドマル・トドム・ヤム・シタガフ・イタル・タダヲリ 〔字鏡集〕止 タダ・トドム・ウ・ヰル・ヤム・ヲリ・シタガフ・トドマル・イタル・ツカサドル・シヅカナリ[部首]〔説文〕に(前)・(歴)・歸(帰)・など十三字、〔玉〕になお十余字を加える。はもとに作り、止(あし)を舟(盤)中で洗う形で、(すす)ぐ意。いま用いるは、に刀を加えて爪を剪(き)り(そろ)える形であるから、は剪・の初文。はもとに作り、両禾(りようか)は軍門。戦歴を示すので、のち経歴の意を以て止を加えた。歸の初文は止に従わず、また(しよう)は髪を整えた婦人が、祭祀に従って敏捷に行動する形。いずれも止に従う字ではない。[声系]〔説文〕に止声として(祉)・徙・齒(歯)・沚・阯など七字を収める。止には基本義として、先端の止まるところという意があるようである。[語系]止(趾)・址・阯tjiは同声。ほとんど通用しうる字である。沚tjiも同声であるが、(渚)tjia、洲(州)tjiuも声義近く、水のせまり止まるところをいう。巳jiは声近く、副詞の「ただ」や終助詞の用法は、またその系列の語の用法である。[熟語]止遏▶・止戈▶・止渇▶・止居▶・止▶・止極▶・止禁▶・止憩▶・止艮▶・止次▶・止舎▶・止邪▶・止守▶・止酒▶・止宿▶・止水▶・止絶▶・止足▶・止息▶・止託▶・止畜▶・止駐▶・止定▶・止頓▶・止泊▶・止蹕▶・止暴▶・止謗▶・止約▶・止立▶・止留▶・止戻▶[下接語]呵止・訶止・幹止・諫止・休止・拒止・挙止・虚止・仰止・欽止・勤止・止・禁止・憩止・行止・艮止・遮止・終止・笑止・進止・酔止・制止・静止・沮止・阻止・中止・懲止・定止・停止・動止・廃止・発止・方止・防止・黙止・容止・抑止・麟止・戻止・労止 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by
動植物名よみかた辞典 普及版 「止」の解説 止 (トド) 動物。ボラ科の魚。ボラの別称 出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「止」の意味・わかりやすい解説 止し 「止観」のページをご覧ください。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by