

(歩)の上半。もと之と同形であった。〔説文〕二上に「下基なり。艸木の出でて址(あし)
るに象る。故に止を以て足と爲す」とあり、止・基の畳韻を以て解する。〔説文〕は止・之をともに草木初生の象と解するが、いずれも趾あとの形である。〔礼記、曲礼上〕「何(いづ)くにか止(あし)せんかと問ふ」とは、寝臥のとき、趾を向ける方向を問う意。また強く趾あとを印するのは、そこに止まる意。副詞の「ただ」や終助詞に用いるのは、仮借の用法である。
と通じ、まつ。
(前)・
(歴)・歸(帰)・
など十三字、〔玉
〕になお十余字を加える。
はもと
に作り、止(あし)を舟(盤)中で洗う形で、
(すす)ぐ意。いま用いる
は、
に刀を加えて爪を剪(き)り
(そろ)える形であるから、
は剪・
の初文。
はもと
に作り、両禾(りようか)は軍門。戦歴を示すので、のち経歴の意を以て止を加えた。歸の初文は止に従わず、また
(しよう)は髪を整えた婦人が、祭祀に従って敏捷に行動する形。いずれも止に従う字ではない。
(祉)・徙・齒(歯)・沚・阯など七字を収める。止には基本義として、先端の止まるところという意があるようである。
は同声。ほとんど通用しうる字である。沚tji
も同声であるが、
(渚)tjia、洲(州)tjiuも声義近く、水のせまり止まるところをいう。巳ji
は声近く、副詞の「ただ」や終助詞の用法は、またその系列の語の用法である。
▶・止極▶・止禁▶・止憩▶・止艮▶・止次▶・止舎▶・止邪▶・止守▶・止酒▶・止宿▶・止水▶・止絶▶・止足▶・止息▶・止託▶・止畜▶・止駐▶・止定▶・止頓▶・止泊▶・止蹕▶・止暴▶・止謗▶・止約▶・止立▶・止留▶・止戻▶
止・禁止・憩止・行止・艮止・遮止・終止・笑止・進止・酔止・制止・静止・沮止・阻止・中止・懲止・定止・停止・動止・廃止・発止・方止・防止・黙止・容止・抑止・麟止・戻止・労止出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
「止観」のページをご覧ください。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...