デジタル大辞泉 「湿る」の意味・読み・例文・類語
しめ・る【湿る】
1 乾いていたものが水分を含んでぬれた感じになる。水気を帯びる。「夜露で―・った地面」「―・っている洗濯物」
2 気がめいる。物思いに沈む。また、元気がなく沈んだ状態になる。振るわない。「―・って重苦しい雰囲気」「打線が―・って快音が聞かれない」
3 勢いが弱まる。衰える。
「やうやう風直り、雨の脚―・り」〈源・明石〉
4 火が消える。
「火―・りぬめり」〈かげろふ・下〉
5 落ち着きがある。
「人ざまも、いたう―・り、恥づかしげに」〈源・絵合〉
[類語]濡れる・潤う・湿す・濡らす・潤す・濡れそぼつ・湿気る・潤む・浸潤・じめつく・じとつく・そぼつ・そぼ濡れる・しょぼたれる・しょぼ濡れる・潮たれる