熊谷寺(読み)ユウコクジ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

熊谷寺
ゆうこくじ

埼玉県熊谷(くまがや)市仲町にある浄土宗の寺。蓮生山(れんせいざん)常光院と号する。熊谷次郎直実(くまがいじろうなおざね)が晩年仏門に入り、故郷熊谷の館(やかた)跡に草庵(そうあん)を結び蓮生庵と号したのを始まりとする。天正(てんしょう)年間(1573~92)幡随意上人(ばんずいいしょうにん)が中興、さらに徳川家康が寺領30石の朱印を授け、七堂伽藍(がらん)を建立し、関東最初の念仏道場として隆盛を極めた。寺宝には、幡随意筆の名号、空海筆の弁天像、恵心(えしん)筆の阿弥陀(あみだ)像、法然(ほうねん)筆の六字名号、直実所用の武具などがある。[中山清田]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

ゆうこく‐じ【熊谷寺】

埼王県熊谷(くまがや)市にある浄土宗の寺。山号は蓮生山。元久二年(一二〇五)の創建。開基は熊谷直実。もと直実の城地で出家後破却。諸国行脚の後、草庵を結び蓮生庵と名づけ、没するまで住む。直実の墓などがある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

大学入試センター試験

国立大学の共通第1次学力試験制度は、1979年度に導入された。入学試験を第1次と第2次とに分け、第1次試験は大学入試センターが共通学力試験を実施。第2次試験は各大学がきめ細かな入学者選抜を行うことを目...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

熊谷寺の関連情報