世界大百科事典(旧版)内の独吟(日本文学)の言及
【連歌】より
…5・7・5の句(長句)と7・7の句(短句)を交互に複数の作者が詠み進めて一定の句数(普通は100句)で完結させるもの。一人の作者が詠み通す場合(〈独吟〉という)もある。また100句(〈百韻(ひやくいん)〉という)を10回連作して〈千句〉とすることも多い。…
【連句】より
…発句,脇,第三,挙句は一巻の起・承・転・結にあたり,原則として正客,亭主,相伴,執筆(しゆひつ)がそれぞれを担当する。例外的に一巻を一人でよむ独吟もあるが,通常は連衆(れんじゆ)が一座して即興で両吟,三吟,四吟……などの共作を行う。いわば共同体の文芸であり,封建時代の産物である。…
※「独吟(日本文学)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」