デジタル大辞泉 「稲妻」の意味・読み・例文・類語
いな‐ずま〔‐づま〕【稲妻/▽電】
1 空中電気の放電によって生じる電光。また、それが雲に反映したもの。
2 動作の非常にすばやいことや、時間のきわめて短いことのたとえ。「―のごとく飛び去る」
3 「稲妻
4 「稲妻折れ
5 紋所の名。1を図案化したもの。稲妻菱や四つ稲妻菱など。
6 《形が1に似るところから》蔵などの鍵。
「―でくゎらくゎらくゎらと蔵を明け」〈柳多留・五六〉
7 《1の形や輝きから》
「―を拝借に行く暑い事」〈柳多留・一六〉
8 江戸時代、遊女などが、かんざしを多く挿していること。
「―をさせてふり向く仲の町」〈柳多留・二九〉
[類語]雷・稲光・電光・