端唄・端歌(読み)はうた

精選版 日本国語大辞典の解説

は‐うた【端唄・端歌】

〘名〙
① (端唄) 近世俗曲の一つ。歌詞が短く調子のくだけた小歌曲で、三味線の伴奏で歌われる。上方に起こり、江戸後期に江戸で流行した。歌沢・小唄の母胎。江戸端唄。
※浄瑠璃・大磯虎稚物語(1694頃)三「はうたの調べては風も、調子や変へぬらん」
② (端歌) 地歌の一つ。地歌のうち長歌の次に現われた種類で、雑多な自由な曲風のもの。
③ 歌舞伎下座音楽の一つ。端歌・小唄・うた沢節をとりいれた曲の総称。おもに世話物で、幕開き、人物の出入りなどに用いられる。
※俳諧・桃青三百韻附両吟二百韻(1678)「舞台に出る胡蝶うぐひす〈信徳〉 つれぶしには哥うたひの蛙鳴〈芭蕉〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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